「南海トラフ地震は必ず起きる」という覚悟
今日の 13時 48分に、紀伊水道を震源とする M5.2 の地震が発生したらしい。私が昨日まで滞在していた高知市でも、震度 2を記録している。
この地震は南海トラフ地震との関連は薄いようだが、実は私が高知市に着いたばかりの一昨日 15時 37分にも高知県南西部を震源地とする地震があって、やはり震度 2を記録している。あの時は 3月 11日という日付が日付だけに、瞬間的に「南海トラフ地震が来ちゃったか!」なんて思い、妙に身構えてしまった。
何しろ南海トラフ地震が起きたら、最大 30メートル以上の高さの津波が襲来する可能性もあると言われているらしい、そしてその南海トラフ地震も、「今後30年以内に 70~80%の確率で発生し、最悪の場合、死者が 32万人以上に達する」と予測されている(参照) のだから、なかなか心穏やかではいられない。
高知県民に聞いてみると、地震と津波に関する防災意識はかなり高いようだ。そして 「大地震は必ず来るということになっているのだから止めようがない。とにかく、来たらすぐに高いところに逃げることを心がけているほかないよ」と、案外あっけらかんと言うのである。さすがに土佐のいごっそう、性根が据わっている。
とはいえ、土佐には知り合いも多いことだし、地震は避けられないにしても、願わくは軽い規模で起きてもらいたい。そして大きいのが起きてしまったとしてもできるだけ必死に逃げて、命は助かってもらいたいものだ。
彼らも地震に関する実感的な情報は得たいようで、8年前の私の体験や周囲の状況、どのようにして立ち直ったかなどという話を、熱心に聞いてくれた。本当に 8年前のつくば周辺程度の被害で済んでくれればいいと思うが、つくばは海からは遠いのだから単純には言えない。土佐の人たちにはやっぱり必死に逃げてもらいたいと祈るばかりである。
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