4〜5年ぶりに FAX を送付されてしまったよ
一昨年の 4月 24日に「A3 サイズ対応の FAX 兼用プリンターの使用を止めた」という記事を書いた。つまりここ 2年近く FAX というデバイスなしの生活をして、それでまったく困っていなかったのである。
ところが先週、知り合いの女性からケータイに「FAX を送りたいんですけど」という連絡が来た。「FAX 番号がわからないので、教えてください」と言うのである。
我が家の固定電話は FAX 兼用ではない一番安いタイプで、しかも呼び出し音が 1回なるだけで留守電応答に切り替わる設定にしてある。かかってくるのは 99.9%がアヤシい勧誘電話なのだから、これでまったく問題ない。
ところが、突然「FAX を送りたい」なんて言い出されたので、慌てて押し入れの奥から大昔の FAX 兼用電話を引っ張り出してつなぐと、しばらくして呼び出し音が鳴り、続いて FAX に切り替わってのんびりとプリントが開始されたのだった。
ここ 4〜5年間でただ 1度の FAX 受信なので、まるでタイムマシンに乗ってしまったような感覚になった。それにしても無事に動いてくれてよかった。
世の中の中年以上の女性の間では FAX がまだまだ現役で使われているとは聞き及んでいたが、私のところにまでその余波が及ぶとは思わなかった。そのオバさんは私が「FAX はここ 2年ほど取り外してあるので、つなぐまで 2〜3分待って」というのを聞いて、「どうしてこんな便利なものを外しちゃってるんだろう」と思ったに違いない。
フツーに考えれば、「どうしてこんなに邪魔で面倒なものを、まだ使い続けてるんだろう」ということになると思うのだが、感覚のズレの大きさに驚いてしまったね。
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コメント
>ここ 4〜5年間でただ 1度の FAX 受信なので、まるでタイムマシンに乗ってしまったような感覚になった。
タイムマシン乗った気分だなんて儲けもんですね。
昭和の雰囲気が残ってる町にいくと得をした気分になりますよね。
そのおばさまが「私だってFAXくらい使えるのよ」とちょっと胸を張って言ってた様子が目に浮かびます。
投稿: ハマッコー | 2019年3月16日 22:30
ハマッコー さん:
>そのおばさまが「私だってFAXくらい使えるのよ」とちょっと胸を張って言ってた様子が目に浮かびます。
彼女にとっては、必要不可欠な 「便利グッズ」 の一つなんでしょうね。
キーボードでメールを打ってくれとまでは言いませんが、せめて写真にとって添付ファイルにして送ることさえ覚えてくれればと思ってしまいます。
ただ、それを言うと 「添付ファイルって何?」 ということになるので言いませんが ^^;)
投稿: tak | 2019年3月16日 22:42