オッサンたちのゴルフ談義は、はっきり言ってうるさい
一泊二日で四国の松山に出張し、羽田空港に戻ると既に夜の 7時を過ぎていた。四国は西国だから日没が関東より 1時間近く遅いので、7時でも薄明るかったが、羽田は完全に日が暮れている。
モノレールで浜松町に戻り、上野で夕食を食べ、常磐線の快速電車に乗ったのが、8時半近く。完全に夜になっていてそれほど混んではおらず、運良く座席に座れた。近くにちょっと高級そうなスーツを着たオッサンの 4人組が座り、ゴルフ談義で盛り上がっている。それも、タイガー・ウッズがどうのこうのじゃなく、完全にチマチマした付き合いゴルフの話だ。
やれ、どこそこのゴルフ場まで行くと帰りの道路が混んで大変だとか、どこそこは房総半島の南過ぎて疲れるとか、あそこのコースは設計が気に入らないとか、どこそこの会員権は割高だとか、そんな話ばかりである。決してゴルフが好きというわけじゃなく、付き合いゴルフをせざるを得ない身の上に自家撞着しているだけの話題である。よくそんなので 30分以上も盛り上がれるものだ。
ゴルフ談義が一段落すると、今度は仕事関連の人脈の話題に移る。誰それは東大卒だが、あまり世渡りが上手じゃなくて出世できなかったとか、誰それは慶応卒だが、息子が京大に入ったとか、誰それは青学出身だが運だけで支店長まで出世したとか、誰それは晩年が不運だったとか、そんな話ばかりである。決して仕事が好きなのではなく、学歴とか出世とか人脈とかが好きということのようだ。
私は 3年前に 「本当にムッとくるほど無神経なのは、オバサンよりオッサンである」 という記事を書いたことを思いだした。この記事も電車の中で声高にゴルフ談義をするオッサンたちについて書いたものである。電車の中では、大阪のオバチャンたちもやはり賑やかではあるが、とくに気に障るほどうるさいというわけじゃない。気に障るのはオッサンたちの周囲を気にしないゴルフ談義の方である。
それは、当人たちにとってだけ重要な意味をもっているようだが、周囲にしてみれば面白くもなんともない話だからである。その面白くもなんともない話を、ちょっと自慢げに大声で語り合うので、さらに気に障るというわけだ。
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コメント
土日の夕方から、都心向け特急スペーシアには必ずいる種族ですねぇ。
単身赴任時代においては、年数回ですけどそのオッサン連中の末席におりました。
乗車駅のコンビニで酒だのおつまみだの買い込んでねぇ。
お騒がせいたしました。
ただアタクシどもは、本日の反省点と、未熟者たちへのルールやマナーの指導、週明けの業務おさらいなどでしたから、そんなに大声にはならなかったと思います。
(ちょっとだけ弁明)
投稿: 乙痴庵 | 2019年4月19日 19:37
乙痴庵 さん:
なぜか、そんなに酔っ払ってるわけじゃないのに大声になるというのが理解できないんですよね。
わざわざ周囲に聞かせ付けて、「ね、ね、実のところは、皆もそう思ってるでしょ!」と言わんばかりの勢いなのですが、こっちとしては、「そんなん、知るか。少しは静かにしてろ!」と言いたくなります ^^;)
要するに、大声でなけりゃいいんですけどね。
投稿: tak | 2019年4月19日 21:09
「要するに、大声でなけりゃいいんですけどね。」
その通りですね。
オッサンはカチョー!ブチョー!と職名で、しかも大声で呼び合う。これが実に耳障りですね。
何と呼び合おうと、何を話そうと大声でなけりゃいいのです。
目の前にいる人と大声で話すのが理解できない。
投稿: ハマッコー | 2019年4月19日 23:43
ハマッコー さん:
>目の前にいる人と大声で話すのが理解できない。
う〜む、これもまた、「首かしげポーズ」の病的変形と言えるような気もしてきました ^^;)
投稿: tak | 2019年4月20日 01:15