フィジカル・コンシャスになっちゃってる今日この頃
Apple Watch を付けていることのメリット(なんだかどうだかわからないが)の一つは、少しはフィジカル・コンシャスで暮らせるということだ。少なくとも運動不足になることに対するプレッシャーというものがある。
写真は私の Apple Watch の画面で、赤、黄緑、水色の同心円は、それぞれその日のアクティブ・カロリー消費、運動時間、立っている時間を表す。つまり本日の午後 7時ちょっと前まで、私は 870Kcal のカロリーを運動で消費し、ある程度体に負荷のかかる運動(スタスタ歩くだけでも OK)を 79分行い、14時間にわたって 1分以上立っている時間があったというわけだ。
それぞれの目標は 600Kcal、30分、12時間と、(案外控えめに)設定してあるから、環は 3つとも 1周以上している。目標に達しないと環が完成せず、ちょっと気持ち悪くなっちゃうので、ある程度の運動をこなすためのプレッシャーがかかるという仕掛けだ。
このところ、1週間以上にわたって毎日きちんと 3つの環を完成し続けているが、ちょっとサボると、アクティブ・カロリーが 480Kcal ぐらいしか消費されず、赤い環が完成しないなんて日ができちゃったりする。そしてそんな日が 3日続くと、体は正直なもので「ちょっと重いな」という気がしてしまうのである。
人間というのはちゃんと動いている方が気持ちがいい生き物のようで、最近は天気がいいので、30Km ぐらいの距離ならクルマじゃなく自転車で行くというのがフツーになった。するとやっぱり脚の筋肉が締まって、ほかの何をするにも体が楽になる。そして楽に動けるとますます動くことが楽しくなるという好循環が生じる。
というわけで、近頃は体の調子がとてもいい。実は本日開かれた高校時代の同窓会の会場が銀座のらん月とかいう有名なしゃぶしゃぶ屋だったりしたので、同じ会費を払って肉を食わない私は「肉を食わないと長生きできないよ」なんて言われたりした。私としてはしゃぶしゃぶ屋でもその気になれば、肉以外のおいしいメニューがあるってことを知っただけ嬉しかったのだが。
この他にも「きちんと健康診断を受けてる?」と聞かれて 「全然」なんて答えたりすると、「受けた方がいいよ。当人は気がつかなくても、知らない間に体のどこかにガンができてたりするよ」とか、いろいろ還暦過ぎ集団らしいプレッシャーをかけられてしまった。同窓生の中にも、そろそろガンで死ぬ者が増えてきているようなのである。
しかし個人的には「このまま健康すぎるといつまで生きたらいいのかと途方もない気がしてしまうので、適当なところで死ねる方がかえってありがたい」と思っている。我ながらいい気なものだ。
で、そんな感じでのほほんと楽観的に暮らしていると、プレッシャーは Apple Watch からの「きちんと環を完成させましょう」というポジティブなものだけで、鬱屈したプレッシャーというものがない。それでますますヘルシーになったりしちゃうというわけだ。
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コメント
今生での残り時間を意識せざるを得ない私(1950年代生まれ)ですが、自転車での往復2時間余りの移動をしなかった日は、そのぐらいの時間、散歩をします。
健康管理のためというよりは、気分転換にいいし、道端に咲く名もない花にシンパシーを覚えたりして、いい生活リズムが保てるからです。
ガン、結構ですね。昨年亡くなった母は「スキルス胃がん」で、延命治療を望みませんでしたが、穏やかな最期だったと思います。ガンは、それ自体がつらいのではなく、延命治療がつらいのだといいますね。私も「ガン、どんとこい」の気持ちで残りの日々を楽しく暮らしていきたいと思います。
投稿: 辺境の白兎伯爵 | 2019年5月26日 21:41
辺境の白兎伯爵 さん:
>健康管理のためというよりは、気分転換にいいし、道端に咲く名もない花にシンパシーを覚えたりして、いい生活リズムが保てるからです。
いいですね。
健康それ自体を目的とすることには違和感があります。フツーにやってれば結果として健康だよねというのがいいですね。
投稿: tak | 2019年5月27日 00:25