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2019年6月21日

JAL と羽田空港第1ビルに関する偏見

私は国内を飛行機で移動するとき、できれば JAL ではなく ANA を使いたいと思っている。その理由は単純に、ANA に乗っている方が居心地がいいということだが、もうちょっと詳しくは、2016年の 2月 9日に次のように書いている(参照)。

190621

1つめの理由は、「JAL の CA のお姉さん(あるいはおばさん)の、あの己の顔面に自信たっぷりにべったりと貼り付けたような、ことさら度満点の作り笑顔と、『お客様』を鳥肌が立つような猫なで声で『うけくせめ』と発音する言い方が気持ち悪過ぎる」こと(実はこれは最近、かなり改善されてマトモになってきつつあるが)。そして 2つめは ANA の機内音楽 "Another Sky" (葉加瀬太郎 作曲)が素敵なことだ。

ところで今、出雲に出張中なのだが、羽田から出雲空港までの便は JAL のみで、ANA は選択できない。しかたなく JAL の便に乗ってやってきた。

とにかく私が JAL を敬遠したいのは上述の如くとても情緒的な話でしかないので、JAL 系の発着する羽田空港第1ビル(ANA 系は、羽田空港第2ビル)というのも、多分偏見がだいぶ混じっていると思うのだが、ちょっと苦手である。それほどごった返すほどの混雑というわけでもないのに、なぜかスムーズに歩きにくいのだ。

とにかく前をよく見ないで歩く人が多いので、こちらが常に注意して身をかわさないと、頻繁にぶつかられそうになる。あるいは狭いところをびっしり塞いで立ち話しているおばさんグループが多く、「ちょっとすみません」と小声で言ったぐらいではなかなかどいてもらえない。

「江戸しぐさ」なんてものを論じたウェブ・ページには、江戸っ子は混雑したところを通り抜ける時、「肩ひき」と言って、お互いにちょっと肩を引いて道を譲り合うなんて、ごく当たり前のことがもっともらしく書いてあったりする。そして羽田空港第1ビルの中を歩くときだけは、私までマジに江戸しぐさを説きたくなったりしてしまうのである。

さらに言えば、小さな子どもが金切り声で叫ぶのをたしなめない親が多く、いつもうるさい。待合所で自分の座った座席の隣に荷物を置いて、2人分占領するおばさんやおねえさんもやたらと多い。また保安検査場の列に並ぶと、チケットのバーコードを機械に読み取らせるのがお下手な人の比率が高く、列がなかなか前に進まない。

ANA の発着する羽田空港第2ビルだと、こうしたことはあまり多くなく、スムーズにことが運ぶような気がするのだよね。既に述べたように、多分に偏見が混じっての印象だとは思うのだけれど。

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