手ぬぐいの楽しさ
ちょっと前まではバンダナ派だったが、最近はもっぱら手ぬぐいを愛用している。バンダナは大体 50cm ぐらいの正方形が多いが、手ぬぐいは 34〜35cm × 90cm が標準。
見た目的には手ぬぐいの方が長方形でずいぶん大きく感じてしまうが、拡げた時の面積は計算上、バンダナとそれほど大きな差はない。ポケットに入れた感覚も、それほどかさばるものではなく、いい感じで携帯できる。
バンダナも手ぬぐいも、サイズが普通のハンカチよりずっと大きいので、単なる手拭き以上の使い道があることがメリットだ。日射しの強いときのキャップ代わりに頭をすっぽりと覆うことができるし、はちまきにもなる。タオル代わりにも使えるが、生地が薄いのですぐに乾くのがありがたい。
バンダナとの違いはサイズ以上に柄の違いが大きい。バンダナはペイズリーが基調の柄が多いが、手ぬぐいの柄はめちゃくちゃ多様である。私は基本的に小柄が好みだが、大きめの水玉や唐草模様、さらには浮世絵などをプリントしたものまであってなかなか楽しい。
手ぬぐいはまた単なる実用品ではなく、落語や歌舞伎などで重要な小道具として使われたりする。これでいろいろな意味づけができたりもするので、デザインが多様なのも当然だ。もっと使われていいアイテムだと思っている。
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コメント
てぬぐい、冬は頭に巻けばニット帽のように蒸れることなく頭部の保温ができるし、襟元に巻けばしゃれたスカーフみたいに楽しめるし、首筋をあたためて血圧の上昇をふせいでくれる。耳が上にとびでてて人間の帽子がかぶれにゃいぼく( ̄▽ ̄)には、まったくありがたい小物だにょ!
投稿: 野兎星人1號 | 2019年7月20日 11:22
野兎星人1號 さん:
耳が上にとび出てても、手ぬぐいなら巻き方でなんとかなるか (^o^)
投稿: tak | 2019年7月20日 21:37
手拭いの最大の欠点は、本文中でも示唆されているように、
楽しい柄が多いので、際限なく増えていく!
……です。
投稿: 山辺響 | 2019年7月22日 09:59
山辺響 さん:
それは言えますね ^^;)
旅先なんかでおもしろいのを見つけると、つい買っちゃったりして。
投稿: tak | 2019年7月22日 10:42
年末年始や近隣工事のご挨拶、だいたいタオル(企業名入りでのし紙巻きでビニール袋に入って)が当たり前になりましたもんね。
ずっと以前は、手拭いだったであろうと思うと、最近は買わなきゃ手に入らない代物になりました。(たとえ100円ショッピでも)
母の実家からもらってくる手拭いは、「昭和52年開通記念」とか、「〇〇畳店 有線×××××」なんて、現在では入手困難なモノもありますが、使ってナンボなんで使い倒してます。
投稿: 乙痴庵 | 2019年7月22日 12:14
乙痴庵 さん:
「実家」というところの引き出しの中は、昭和時代の玉手箱ですね (^o^)
投稿: tak | 2019年7月22日 19:04