香港の自由を守る運動と、ベルサーチの Tシャツ
8月 12日付の FNN PRIME に "Tシャツの「香港」が... ベルサーチ謝罪 アンバサダー女優も批判" という記事がある。
どういうことかというと、ベルサーチの Tシャツの背中に世界の大都市と国名を記したプリントがあり、その中で "Hong Kong - HONG KONG" "Macau - MACAO" (「香港 - 香港」「マカオ - マカオ」)と記されていたというのである。なるほど、写真を拡大して見ると明らかだ。
このため、香港とマカオの領有権を主張する中国では批判が相次いでおり、ベルサーチの「アンバサダー」(海外セールス・プロモーションのキャラクター?)を務める中国女優まで「中国の主権と領土保全を侵害した疑いがあり、非常に憤りを感じる」と、契約を解除する声明を出すまでになっているという。
この記事を読んで私は思わず、「その Tシャツ、欲しい!」と画像入りで tweet しちゃったよ(参照)。できればこれを来て街を歩き、香港の自由を守る運動を展開している香港人(私の知り合いも参加しているはずだ)を及ばずながら応援する姿勢を示したい気持からである。
ところがその真意が伝わらなかったようで、この tweet には「いいね」が 1個も付かなかった。こうした話はくどくど書いたら粋じゃないと思ったのだが、どうやらいくら何でも説明不足だったようだね。というわけで、今さらのようにこうして野暮な記事を書いている。
実際にはベルサーチの Tシャツなんてやたら高いし、ベルサーチも大市場の中国を失うことを恐れて市場から回収しているだろうから、もう入手できないと思う。こうなったら誰かコピーを作って安く売ってくれないかなあ。"Versace" の文字さえ入れなかったらデザイン侵害じゃないと言い張れるだろうし。
香港の民主化運動については、4年近く前にも「香港の自由を守る運動に心の底から共感」というタイトルで書いている。その時から、というか 30年以上前から私の気持ちは変わらない。
というわけで、この記事のことは Twitter に載せるので、賛同する方は思いっきり「いいね」を付けたりリツィートしたりして広めていただきたいものである。
| 固定リンク
「ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事
- イッセイ・ミヤケ の死去と、「媚びないファッション」(2022.08.11)
- 福岡パルコの「攻めのジョーク」と「坊っちゃん団子」(2022.06.16)
- 「毛皮はカッコ悪い」と、ELLE も気付いたようで・・・(2021.12.05)
- 葬式の場でネクタイのディンプルは NG だって?(2021.09.16)
- Gパン? ジーンズ?(2021.06.07)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- トランプ、今のところ逮捕も訴追もされてないんだが(2023.03.22)
- 高市答弁以上に不愉快な、自民党的「見放し方」(2023.03.20)
- それなら、自民党は「政治家じじい70党」だろうよ(2023.03.09)
- 例の放送法「内部文書」問題ではっきりしたこと(2023.03.07)
- 国会答弁がつまらないのは、ほとんど原稿通りだから(2023.02.10)
コメント