例の「あおり運転」の事件について
今月 14日の "「高齢化社会」を実感する" という記事で 「ところで最近、近所の道路のクルマの流れが妙に遅くなったと感じている」と書いた。一時は運転の荒いことで有名だった茨城県でも、最近は高齢化のためか運転がおとなしくなったという印象を述べたものである。
ところで最近、私の妹が例の「常磐道でのあおり運転」のニュースを持ち出して「茨城県の運転は相当に乱暴みたいだから、気をつけて」と LINE をよこした。今回の事件は「茨城県の運転は荒い」という世間一般の思い込みの象徴になってしまったようなのである。
しかしニュースをよく吟味すればわかるように、あおり運転をしたのは「大阪在住」の男で、使われたクルマは横浜市内のディーラーから代車として貸し出されたものであるらしい(参照)。この男がたまたまコトを起こしたのが常磐自動車道というわけで、茨城県としてはいい迷惑なのである。
この事件で逮捕された宮崎文夫という男が、どうしてまた横浜のディーラーから代車を借りて茨城県まで来たのかについてはまったく情報が公開されていない。茨城県民としては「お前みたいなヤツに、用もないのに来てもらいたくないわ」と言いたいところだ。
それにしても世間というのはよくよくわからないもので、こんなひどい男が、居住地でもない横浜のディーラーから簡単に BMW の SUV を借りられるようなのである。一見羽振りがよさそうだと、クルマを売りたい一心で簡単に貸し出すのだろうか。
いずれにしても、世間にはこんな滅茶苦茶なやつが生息しているわけだから、クルマを運転する時には前だけでなくバックミラーやサイドミラーを頻繁に確認して、アブナそうなクルマが来たらさっさとやり過ごす方がいい。そして追い越し車線をノロノロ運転するクルマはこうした被害に遭いやすいかもしれないから、ゆっくり走りたいなら(3車線の真ん中ではなく)左側の走行車線を走る方が無難だろう。
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コメント
色々話題を提供してくれる事件ですね。英米で、乗っている車とドライバーの性格との関連性を調査したらしいです。
https://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887324593704579014002117966252
英米ともにBMWのオーナーは自己チューとの結論が出ています。
茨城のナンバーのBMWには気を付けろてなことにならなければいいのですが。
投稿: ハマッコー | 2019年8月21日 23:17
ハマッコー さん:
ほほう、BMW には要注意ですね。
投稿: tak | 2019年8月23日 01:44