台風一過の関東は、大混乱
昨日の台風の話の続編である。関東というのは台風に関してかなり「ウブ」な地域であると実感した。確かに台風 15号は記録的な強い台風だったらしいが、それに対する関東の人たちの「備え」が甚だ心許ないものだったというのは否めないだろう。
このブログでも、我が家の庭の洗濯物干しが倒れてしまったことに触れたが、それに対する basara さんのコメントには恐れ入った。こんな書き込みである。
台風の前に洗濯物干しは倒しておくのが常識です。台風常襲県ではね。台座のコンクリが割れたりします。
いやはや、台風常習県での常識が、ここ茨城県では「ちっとも知らなかった」という部類のものだったのである。お恥ずかしい限りだ。台座が割れなかっただけ不幸中の幸いだったのだろう。さらに近所では「軒下の簾が壊れた」だの「鉢植えの花が倒れて全滅」だの、ちょっと気をつけていれば防げたはずの被害が続出している。
それでもここ、つくば周辺は停電にも断水にもならなかったので、まだ救われる。台風の中心が通った千葉周辺では停電が続出して、まだ復旧していない地域があるらしい。
妻の友人の千葉の房総半島にある実家が、停電で連絡が取れない状態になっているという。なんでも、ケータイで「ベランダが落ちて駐車場が壊れた」と聞いた直後に通話不能の状態になり、その後の様子は全然わからないのだそうだ。それでもこの混乱の中、クルマで様子を見に行くわけにもいかず、本当に心配しているようなのだ。
FNN PRIME も【台風で“大停電”の千葉を猛暑が襲う!「エアコンが使えない」生活直撃で住民からは悲鳴】というニュースで、千葉県では台風一過の猛暑の中、停電でエアコンが使えないだけでなく、クルマのガソリン切れ、ケータイのバッテリー切れで大混乱になっていると報じている。
大型台風が来る前に、ガソリンを満タンにしておくことや飲み水の確保、さらにケータイのスペアバッテリーを満充電にしておくことなどは、ちょっと考えればわかることだが、多くの市民はそれをしていなかったらしい。そのため、停電を免れた君津市役所では押し寄せた市民のケータイ充電への対応で電力不足が危ぶまれる事態になったという。
それにしても昨日の午前中は交通機関がまともに動かないのがわかっていたにも関わらず、大勢の通勤客が駅に押し寄せて押し合いへし合いの大混乱になったという。私は「こんな日に無理して会社に辿り着いても、仕事になんかならないだろうよ」と言いたくなった。
「社畜」にもほどがある。まったくいろいろなことを考えさせられたよね。
【22:00 追記】
ちなみに我が家の周辺は日中は晴れて猛暑になったが、夜の 9時頃から雷鳴が轟きわたり、大雨が降っている。本当に極端な天気だ。
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