3連休に「熱帯擾乱」というのが襲来するらしい
Yahoo News が 「3連休に熱帯擾乱が襲来? 行動計画は慎重に」という情報を伝えている。「擾乱」は「じょうらん」と読んで、ググって意味を調べると、「《名・ス自他》安寧が破れるほど(多人数が)入り乱れ騒ぐこと。また、(たきつけて)乱し騒がすこと」と出てくる (参照)。
ただ、これを気象用語として捉えると、次のようになる。(参照)
地球の大気圏では自転などの影響で常に対流が起こっている。その中でも、普通の動きとは違い、時間とともに刻々と変化する比較的小さな乱れが常に発生している。このように大気が乱れる現象を気象学では擾乱(じょうらん、disturbance)と呼んでいる。気象学における擾乱であることを明確にするため、気象擾乱と呼ぶこともある。
なるほど、気象学では「大気の乱れる現象」のことなのね。「熱帯擾乱」と言うと、台風か熱帯低気圧のことと捉えればよさそうだ。今回、沖縄の沖縄の南海上で発生した熱帯低気圧は、先週ずっと台風 16号になると予想されていたものが一旦衰弱し、その中心がはっきりしない低圧部となっていたものが、再び復活したものらしい。
この熱帯低気圧は、土曜日から日曜日にかけて沖縄付近を通過したあと、月曜日から火曜日にかけて、本州付近を北上するだろうと計算されている。ウエザーマップによるアンサンブル予報の天気図(上図、クリックで拡大される)をみるともろに本州を縦断して、首都圏にも影響しそうだ。
先日にやたらと強い台風 15号の直撃を受けた関東に住む身としては、次はお手柔らかに願いたいところである。
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