「広告ダメダメ 3匹」って、「2匹と 1羽」じゃないの?
JARO(日本広告審査機構)の CM に「広告ダメダメ 3匹」というのがある。嘘つき「ウソぴょん」、大げさな「コダイ」、まぎらわしい「まぎらワシ」という3匹の着ぐるみキャラクターが登場するものだ。下の画像をクリックすると動画を見ることができる。
「ウソぴょん」がウサギ、「コダイ」が鯛、「まぎらワシ」が鷲という、要するにダジャレでできたキャラなのだが、これを初めて知った時から気にかかっていることがある。それは「ダメダメ 3匹」じゃなくて、「2匹と 1羽」なんじゃないかということだ。もっとこだわってしまうと「1匹と 1尾と 1羽」になってしまう。
あまりにも了見の狭いこだわりと言われてしまうかもしれないが、「広告ダメダメ 3匹」の CM ならばこそ、いい加減に捨て置くことはできない。これらをまとめて「3匹」と言ってしまうのは、それこそ「まぎらワシ」の領域に入ってしまうのではなかろうか。
さらに言ってしまうと、「コダイ」はどうみても「大鯛」である。まさに「誇大な表現」と言わなければならず、かなり面倒な話になってしまう。
ここは「ダメダメ 3匹」じゃなく、「だめだめトリオ」ぐらいに収めておいた方がよかったんじゃないかなあと思ってしまうのである。
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コメント
庄内さん。うさぎも1羽です!(*´∀`)ノ
投稿: ひろゆき王子 | 2019年9月30日 17:40
あれ?コメントしたのに消えてしまいました…
(´・ω・`)
投稿: ひろゆき王子 | 2019年9月30日 20:19
ひろゆき王子 さん:
そうなんですよね。
「1尾と 2羽」が正しいかもしれません。
最近このブログのコメント機能がちょっとトロくて、しばらくしてからやっと表示されたりすることがありますので、気長に構えてください ^^;)
投稿: tak | 2019年9月30日 21:27
羽だの匹だのは別にして、誇大広告や紛らわしい広告をJAROに報告してくれって言ってますけど、それを監視するのがJAROの仕事じゃないんでしょうか。それこそ紛らワシい。
掃除機の広告の文言にこんなのがあります。
「ほとんどの掃除機ではダニは取れません、しかし大損ならほとんどのハウスダストを取ります」
こんな紛らわしい文言をJAROが見逃している。JAROって何JARO。
投稿: ハマッコー | 2019年10月 1日 01:36
ある日直立せよ跳ねうさぎ生真面目に 街にて擬人法が愛される頃/山尾悠子
という有名な短歌がありますが、
>着ぐるみキャラクター
と記事でも書いてあるように、別にうさぎでも鯛でも鷲でもなくて「きぐるみ」という生き物(?)なのだから匹と数える、ということでどうでしょうか。
まさか鯛が直立二足歩行する生き物だと思う人はこの世のどこにもいないでしょうし。
投稿: 柘榴 | 2019年10月 1日 06:52
ハマッコー さん:
>ほとんどの掃除機ではダニは取れません、しかし大損ならほとんどのハウスダストを取ります
なるほど。これは紛らわしいですね。
まず、「ダニ」と「ハウスダスト」の定義をしっかり明示してもらわないと。
投稿: tak | 2019年10月 1日 20:06
柘榴 さん:
>ある日直立せよ跳ねうさぎ生真面目に 街にて擬人法が愛される頃/
この歌、知りませんでした。シュールですなあ。
>「きぐるみ」という生き物(?)なのだから匹と数える
これも、それ以上にシュール。
投稿: tak | 2019年10月 1日 20:16