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2019年9月 5日

「交通安全指導車」というもの

「交通安全指導車」というものがあることを、この年になって初めて知った。上が白、下が黒のツートンカラーで、屋根の上に何やら回転灯みたいなものが付いているのでパトカーと紛らわしいが、ググってみたところ警察車両ではないらしい。

1909051

今日、近くのショッピングセンターで買い物をした帰りに、結構長めの地下道を通っていると、前方にパトカーのようなクルマが、その前のクルマを煽るように車間距離を詰めて走っているのが見えた。しかも煽られている方のクルマはちゃんと規定通りにライトを点けていてるのに、パトカーのようなクルマは無灯火なので暗い地下道では見えにくい。

「なんだ、ありゃ? ずいぶん危険走行するパトカーだなあ」と思っていると、地下道の出口に近付いた辺りで急に気付いたものか、車間距離が開いて後ろの赤いランプが点灯された。ところが一度点灯してしまうと、今度は地下道を出ても消すのを忘れてしまったらしく、真昼の明るい道路を延々と点灯したままで走っている。

上の写真がそれだ。昼に点灯したまま走行してはならないという法規はないから問題はないわけだが、「お間抜けだなあ」という印象は拭えない。

リアに「ドライブレコーダー作動中」というステッカーがあるので、後ろで写真を撮っている私の姿も映ってしまったかもしれない。もしそれで咎められたら、ここにバックナンバーのボカシなしの写真入りで「地下道で無灯火の煽り運転をしていたパトカー」と掲載して逆襲するつもりでいた。幸いにもそんなことにはならずに済んだけどね。

そしてしばらく行って、そのクルマが右折車線に入ったところでサイドに「交通安全指導車」と書いてあるのが見えた。「お間抜け」には変わりないが、パトカーではなかったというわけだ。そう言われてみれば、屋根の上の回転灯が赤じゃなく青だしね。

この「交通安全指導車」というのは、地方自治体の管轄であることが多く、権限はあくまでも「交通安全の指導」であり、パトカーのように反則切符を切ったりすることはできないようだ。それも道理、こんなにお間抜けな運転をするクルマに乗っている人に「あなた、交通違反ですよ」なんて止められたりしたくない。

ググってみたところ「交通安全指導車」というのは、その名に似合わず案外勝手な運転をしているケースが多くて、しかもちゃんと「交通安全指導」なんてことをしているのが確認されたという記述は驚くほど少ない。単にパトカーと勘違いさせるためにのみ走っているもののようなのである。

まあ、勝手に勘違いしたドライバーが速度を落としたりするので、危険運転の減少にはつながるだろうが、自分が煽り運転や地下道での無灯火運転をしていたら、本末転倒だよね。

 

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コメント

全ての方がこの様だとは申しませんが…。

指導車の方、特に運転手、側から見ていてゾッとさせられる場面を演出されてます。

通学路の横断歩道などに立たれている黄色いベスト着用の指導員さんに、「よろしく〜!」なんて声かけながら、さながら選挙戦の候補者みたいに手を振って上機嫌っぽく。
横断歩道傍で待っている小学生を待たせて、自身は悠々と走行…。

それって本末転倒よねぇ…。

投稿: 乙痴庵 | 2019年9月 7日 15:23

乙痴庵 さん:

やっぱり「周囲にどう思われてるか」なんて、あまり気にしてないみたいですね。やれやれ。

投稿: tak | 2019年9月 8日 19:20

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