高齢化社会とクルマの流れ
今日は茨城県内でもお馴染みというわけではない古河市方面の一般道を 200km 以上、ある程度時間に追われながら、合計して 4時間以上走った。慣れた道や単純な高速道路なら、8時間でも9時間でも走るが、慣れない一般道は疲れる。
上の写真は、途中でしばらく前を走ったトラックで、「遊佐運輸倉庫」という社名が書いてある。「遊佐」と言えば、私の故郷、山形県酒田市の北隣、「遊佐町」(読みは「ゆざまち」)しか思い当たらないので、信号で停まったときに近付いてナンバープレートを確認すると、果たして「庄内ナンバー」で、ちょっと懐かしくなった。
とはいえ、今回書きたかったのはそんなことではない。茨城県の道路の流れが最近、かなりトロくなっているということだ。4年前に "茨城の 「よがっぺ運転」 というもの" という記事を書いた頃はそれほどは目立たなかったのだが、近頃は道路を走るクルマの平均スピードが目に見えて落ちている。
40年近く前に茨城県に引っ越してきた頃は、この地の運転マナーの荒さに少なからず驚いた。「茨城では制限速度の 2倍までは出していい」なんてことが、まことしやかにいわれていた時代である。ところが最近では、ごくフツーに走っていても流れの遅さに苛立ってしまうことが少なくなくなった。
これは、茨城県内の道路が高齢ドライバーで一杯になってしまったからだろう。今年 8月にも ”「高齢化社会」を実感する” という記事で同様のことについて触れているが、今日という今日は、こちらは結構急いでいたので、「通せんぼ運転」の多さにかなり苛立った。
「通せんぼ運転」というのは、前がガラガラに空いているのに追い越し車線をゆっくり走って、まるで「通せんぼ」をしているみたいに見えるので、こう呼ばれる。一見すると、パレードを率いて走っているようにすら見える。
ようやく左車線に余裕ができて左側から追い抜くと、追い越し車線をゆっくり走っているのはほとんどが高齢者である。女性が多いかと思えばそうではない。男性の方が多いぐらいだ。年を取ってスピード感覚が鈍くなっているのだろう。
私としては、高齢者には大々的に「きちんと意識して左側の走行車線を走りなさい」というキャンペーンをしなければならないと感じている。そうでないと、追い越し車線をノロノロと走り続ける高齢者がますます増えてしまうに違いない。
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コメント
こんにちは。
楽しく読ませていただいています。
気になったことがあります。
一般道には「追い越し車線」や「走行車線」というものはないのではないでしょうか?
投稿: ケイ | 2019年9月28日 18:15
ケイ さん:
ご贔屓に預かり、ありがとうございます。
確かに一般道では普通は『走行車線/追越車線」という呼称は用いられませんが、道路交法第20条第1項の通則て、車両は車両通行帯のある道路においては、原則としては、一般道路か高速道路かに関わりなく、左側の車線を通行すると定められています。
つまり、一般道でも高速道でも、普通に走行するのは左側のレーンで、右側は追い越しのためのレーンなんです。追い越しが済んだら、速やかに左側に戻らなければなりません。違反すると罰金もあります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E9%80%9A%E8%A1%8C%E5%B8%AF
投稿: tak | 2019年9月29日 14:44