« 「広告ダメダメ 3匹」って、「2匹と 1羽」じゃないの? | トップページ | フラストレイティングなトラック »

2019年10月 1日

私が肉食を止めた理由を代弁してくれる動画を見つけた

私は牛や豚などの肉を食うのを極力控えるようになって 5年以上、完全に止めてからでも 2年ほどになる。そして下の画像クリックで飛べるたった 2分 30秒の動画を見れば、あなたも私同様に肉を食べたくなくなるかもしれない。ただ、どうしても肉を食い続けたいという人には、ジレンマの種を提供してしまうことになるだろうが。

私は肉食忌避について、今年になってから少なくとも 5本の記事を書いている。ざっと挙げると、こんな具合だ。平均すると 2ヶ月に 1度以上書いていることになる。

肉食をすっかり止める前、つまり「極力避ける」という段階からの記事も含めれば 30本近くになる。ただ私は「肉は食わない」と書きながらも、その理由を具体的にあまり多く述べていない。それをするとくどくどした文章になってしまうような気がして、あまり気が進まなかったのだ。それに、調べれば誰でもわかることだしね。

わずかに、肉食を完全に止める前の 2006年 1月 25日付「肉を食わされるのは、かなわんね」という記事に、「びんちょうたんコム」というサイトの「肉食は私たちをどこに導くのか?」という記事から引用して次のように書いている。

NHK の番組によると、世界のトウモロコシ年間生産量約六億トンのうち、約四億トンまでが穀物飼料に使われています。その穀物飼料の一割でも人の食用に回せば、世界から餓えはなくなるというのです。もしそうした場合、肉の生産量は減りますが、それは米国人と日本人が五回に一回、肉料理を減らすだけでしかありません。

当時、この記事があちこちで紹介される際に「米国人と日本人が 5回に 1回肉料理を減らすと、世界から飢餓がなくなる」なんて短絡的なタイトルを付けられてしまった。そして「そんなのウソだ」とか「不可能だ」とかいう、感情的としか思えない反論があちこちに見られたのである。

引用文をよく読んでもらえばわかるが、その主旨は「穀物飼料の一割でも人の食用に回した場合の肉の生産量の減少は、米国人と日本人が五回に一回、肉料理を減らすだけでしかない」という客観的なものだ。感情的に反論した人は、よほど肉を食いたいのだろう。

ただ私としては、そこまで言われながら肉食を続けるのはあまりにも夢見が悪いので、純粋に「倫理的な理由」で肉食を止めたのである。決して「嫌いだから食べない」というのではないのだ。ただ長らく止めているうちに、肉を見ても食い物とは思われず、むしろ気持ち悪いものに感じるカラダになってしまったが。

ここで紹介した動画は、私が肉を食わない理由を的確に、しかも手短に代弁してくれるものだ。音声は英語だが、日本語字幕付きで理解しやすい。

 

|

« 「広告ダメダメ 3匹」って、「2匹と 1羽」じゃないの? | トップページ | フラストレイティングなトラック »

自然・環境」カテゴリの記事

コメント

こちらの動画も参考になるかもしれません
https://www.youtube.com/watch?v=NxvQPzrg2Wg&t=129s

投稿: AceK | 2019年10月 2日 09:09

この手の話は肉だけを問題にしてるのだとばかり思っていましたが、よくよく調べてみると乳製品や鶏卵も対象なんですね。
言われてみれば確かにそのとおりで、国産牛なんてのは大半が雄牛・雑種・廃牛で、いわば牛乳生産のついでにできてしまう副産物なわけですし。生産量からすると、日本の場合、まず牛乳を控えるようにするのが第一かもしれません。

投稿: 柘榴 | 2019年10月 2日 14:02

AceK さん:

ご紹介のビデオは、畜産の問題点をより詳細に述べていますね。ありがとうございました。

投稿: tak | 2019年10月 2日 18:59

柘榴 さん:

おっと、私も牛乳までは止めていませんでした。これは止めなければいけませんね。

投稿: tak | 2019年10月 2日 19:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「広告ダメダメ 3匹」って、「2匹と 1羽」じゃないの? | トップページ | フラストレイティングなトラック »