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2019年10月15日

眠いといったらとにかく眠い

「春眠暁を覚えず」なんていうが、春でもないのに最近やたらと眠い。10年前の 11月には「季節の変わり目は眠い」なんて記事を書いているほどで、今の季節は眠いといったらとにかく眠い。

191015

一節によると、季節の変わり目は「睡眠の質」が落ちてしまうのだそうだ。夏と秋の境目で季節が行ったり来たりして、タオルケット 1枚で十分なこともあれば、毛布だけでは足りない夜もある。宵の口は暑苦しいほどでも、夜明け前頃は冷え込んだりすることも多い。「質のいい睡眠」を十分に取るのが難しい季節である。

というわけで、夕方ソファに横になって、スマホでメールのチェックなんかしていると、いつの間にか眠りに落ちてしまうこともある。こんなのを私は「気絶の如き眠り」と称している。時々妻に「あなた、また気絶してるわよ!」と起こされて、啞然とすることも珍しくない。

先日、ラジオで恐ろしい話を聞いた。聴取者からの投稿で、夜中に高速道路を運転していて眠くて堪らなくなったのだそうだ。無理せずに仮眠を取ろうと思ううちに、ほどなくパーキングに辿り着いた。左のウィンカーを出して入ってしっかりと駐車し、リクライニングシートを倒すとすぐに眠りに落ちた。

しばらく寝ていると、後ろからけたたましいクラクションが聞こえる。「何だよ、人がせっかく寝ているのに」と思って目を覚ますと、何と、自分のクルマは高速道路上を蛇行運転しているではないか。

左ウィンカーを出してパーキングに入ったというのは、一瞬の間に見た夢で、実はそのまま居眠り運転してしまっていたのだという。なんとも恐ろしい話である。

一炊の夢」というのは人生の栄華のはかなさを喩えた故事だが、飯が炊き上がる前に一生に渡る夢を見たというのだから、夢の中の時間というのは現実と連動しない。よくよく眠くなってしまうと、あっという間に気絶してしまうのだから油断がならない。

「ちょっと眠いな」と思った時点で、無理せず仮眠を取らないと、命を失うことにもなりかねない。一人でひっそりと命を落とすのはいいが、他人に面倒をかけるような死に方は避けたいものだ。

 

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コメント

ごきげんよう。
おはようございます~
車の運転中に、
眠い~と思ったらもう、爆睡だなんて・・・
それは恐ろしいことですね・・・

いつも車で走りつづけていらっしゃるtakさま
お気をつけて!!どうか、ここに楽しい記事を
いつまもいつまでも書き続けてくださいね!!


投稿: tokiko | 2019年10月17日 06:42

tokiko さん:

ありがとうございます。

私もラジオでこの話を聞いて、しっかり気をつけようと思いました。ちょっと眠くなった時点で、しっかり寝ようと。

知らないうちに気絶してしまったら目も当てられません。

投稿: tak | 2019年10月17日 18:44

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