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2019年10月30日

愛媛でも Suica が使えないのだね

今月 27日に "「Suica 最強説」は、三重県では幻想だった" という記事を書いたが、Suica も PASMO も通用しない地域にまたしても出張してしまった。それは愛媛県である。

191030

愛媛県と言っても、私の住む茨城県には愛知県と区別の付かない人もいるので、一応断っておくが、四国の愛媛県、愛媛ミカンで有名な愛媛県である。私の好きな道後温泉のある愛媛県だ。

道後温泉には 2011年 9月に初めて行って、「ああ、あこがれの道後温泉本館」という記事を書いており、さらに今年の 4月にも行っている。二度目とあって、さすがにこちらのブログには書かなかったが、「和歌ログ」の方でちょっと触れている(参照)。

これまで愛媛県で Suica が通用しないことに気付かなかったのは、松山空港からリムジンバスで松山市内に向かっており、鉄道を使わなかったからだろう。しかし今回は岡山から瀬戸大橋を渡って四国入りしたので、伊予西条という駅(上の写真)で降りて、カードとは無縁の光景に驚いたのである。

三重県の津駅では、近鉄線用に "PITAPA" というカードの読み取り機が辛うじてあったが、こちらではそれすらない。完全に「紙の切符」の世界である。

わずかに、伊予鉄道(松山市内電車などを運営)が 「IC い〜カード」というのを発行しているというのだが、小規模な私鉄なので、西条市はほとんど無関係である。システムとしては Suica と同じ方式を採用しているらしいが、なぜか他のカードとの汎用性は取られておらず、あまりやる気がないみたいなのだ。

そんなこんなで、愛媛県は交通系カードに関しては孤立状態にあるわけだ。こうしてみると、日本も案外広い、

ただ、こちらの人は移動にはほとんどクルマを使うので、Suica が使えないことなんてほとんど気にしていないようだ。こうなると「この方が呑気でいいかも」なんて気分になるのが、人間の感覚の不思議なところである。

 

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