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2019年11月27日

スヌーピーの「明るいさみしさ」

今日、「ゆうパック」で荷物を送ろうと郵便局に行ったら、郵便関係の窓口が一人のジイさんに占領されていて、なかなか順番が廻ってこない。この『ちびまる子ちゃん』の友蔵じいさんのような出で立ちのジイさん、年賀葉書を買おうとしてデザインの選択に迷っているらしく、ずいぶん長い間カウンターに張り付いたままだ。

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内心「さっさと選んでくれよ! 後ろがつかえてるんだから」と思いつつ、ちょっとイライラし始めたところで、そのジイさん、「よっしゃ決めた」と言う。「やれやれ、ようやく決まったか」と思ったら、おもむろにハートマーク付きみたいな感じで「”スヌーピー” を 50枚」ときた。

それを聞いてそれまでのイライラはどこかにぶっ飛んでしまい、思わず後ろからハグしちゃいそうになっちゃったよ。スヌーピー、まことにも世代を超えて愛されてる。

というわけで、今日は ”PEANUTS” の話題である。今日の今日まで知らなかったが、この 10月から『完全版 ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000』(全25巻)の刊行が始まっているのだそうだ。発売元は河出書房新社で、「スヌーピー生誕 70周年記念出版」ということである。日本語訳はもちろん、あの谷川俊太郎氏。

これに関連して、HUFF POST に ”スヌーピーと育ったすべての大人たちへ。詩人・谷川俊太郎が語る、PEANUTSの「明るいさみしさ」とは” という記事があって、この中で谷川俊太郎さんは「もう、自分もキャラクターの 1人になってしまったみたいだ」なんて語っている。50年も翻訳し続けると、そんな感じになるのかなあ。

この ”PEANUTS” というまんが、私は多分、中学生の頃から意識し始めた。英語の教材とかにちょくちょく掲載されていて、なんとか読もうとしていたような気がする。吹き出しの中のセリフが英語で、その下に谷川俊太郎訳の日本語が出ていたのがありがたかった。下の画像は、上のニュースに使用されているページの右側一番上の拡大版(クリックでさらに拡大される)である。

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このマンガのセリフ、とくに主人公のチャーリー・ブラウンとスヌーピーの言い草がいつも何となくシニカルな哲学っぽい雰囲気で、中学生程度の英語力と感受性では、実は案外難しかった。英語のままでそこはかとなく「ふふふ」と笑えるようになったのは、高校以後のことだったと思う。

スヌーピーって、決して「かわいい一方」の犬じゃないのだよね(上のマンガによると、クッキーは好きでもココナッツが嫌いみたいだし)。谷川氏の語るように、まさに「明るいさみしさ」を漂わせているのである。

そして今気付いたんだけど、私の英語も日本語も、文体的に ”PEANUTS" の影響をずいぶん受けてしまっているよね。スヌーピーの縫いぐるみまでは持ってないけど。

ちなみにたった今、"完全版 ピーナッツ全集 15 スヌーピー1979-1980" (¥3,080)を Amazon で衝動買いしてしまったよ。1冊読んで、全巻欲しくなったりしないか心配である。

 

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