そんなにまで安倍晋三と一緒に写真に写りたいのかね
近頃は例の「桜を見る会」の話題でもちきりである。なんでも当日は新宿御苑は貸し切り(つまり一般客は入園禁止)で、18,000人もの人がワイワイガヤガヤと浮かれまくっていたのだそうだ。
いわば「チョー大規模な懇親パーティ」だよね。この IKKO (って表記でいいんだよね?)というタレントみたいに、白無垢の着物で首相の腕にぶら下がり、ことさらなポーズで目立ちまくることで何らかの存在意義を発揮し、安倍晋三にとっても変なパブリシティ効果があったりする(あるいは「あったりしていた」)わけだ。
で、今年 4月までは、この「桜を見る会」に招待されることは結構なステイタスになったりしていたんだろうが、今となってはこんな「証拠写真」まで公にされちゃって、「うわ、はしゃぎ過ぎ、カッコわる〜」に変わってしまったわけである。まさに『時代は変わる』わけで、あまり浮かれちゃいけないってことだ。
私なんか、「そんなにまで安倍晋三と一緒に写真に写りたいのかね」と、呆れるばかりである。下手したら「末代までの恥」になりかねないのに。それにしても、みんな楽しそうに写っていて、「こういうの、好きなんだろうなあ」と思わせられるばかりだ。とくに白無垢の着物の人。
山口県の藤井律子・周南市長は、自身のブログで 2014年と18年の「桜を見る会」出席記事を削除していたという。18年の記事では、片山さつき議員に「山口県からたくさんの人が来てくださっているわね~。10メートル歩いたら、山口県の人に出会うわよ!」と声をかけられたと、余計なことまで書いていたらしい。(参照)
まあ、どこの業界でも総会なんかの後には一流ホテルで懇親パーティを開いたりするものである。私の関係していた繊維業界やアパレル業界でも、バブルの頃にはホテル・オークラやニューオータニで派手なパーティをしていた。
当時の私はプレス関係とか当事者の端くれみたいな立場で、仕事だからしかたなく参加していたが、ちっとも楽しくはなかったね。終わったら二次会なんかに行かず、さっさと帰っていたものだ。
この「桜を見る会」に参加するような人たちってのは、終わって暗くなっても、「人脈作り」とか「票や仕事を固めるお付き合い」とかで、いろいろ大変なんだろうなあと思うばかりである。来年は中止だそうだから、また何か別な集まり(目立ちすぎず地味すぎない、ちょうどいい頃合いのヤツね)を考えて暗躍する人たちが出てきそうだ。
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コメント
>私なんか、「そんなにまで安倍晋三と一緒に写真に写りたいのかね」と、呆れるばかりである。
長い下積みを経た後、日の目を見た人たちにとっては「田舎の父ちゃん母ちゃんやったよ」と一回は証拠写真を撮りたいでしょうね。
でも、ここにある写真に写っている人は毎年のように総理と写真に納まっているようで「そんなにまで安倍晋三と一緒に写真に写りたいのかね」と思ってしまいます。
他人がどう思おうとステイタスが上がり仕事にプラスになるという魂胆でしょう。お互い持ちつ持たれつなんですね。
しかし、一万八千人とういう数字にはため息が出てしまいます。
(メアド変更しました)
投稿: ハマッコー | 2019年11月15日 19:56
ぼくは招待されても辞退するにょww「なぜですか」といわれたら「なぜかと言われたら気がすすまないから。なぜ気がすすまないかと言われたらいやだから。なぜいやなのかと言われたら気がすすまないから」以下無限リピート(内田百閒かよ!!)
投稿: 野兎小僧 | 2019年11月15日 23:51
ハマッコー さん:
>しかし、一万八千人とういう数字にはため息が出てしまいます。
この大人数のなかで、一緒に写真に写ることのできる確率ってのは、かなり低いんでしょうね。よほど図々しく前面に出ないと、こんな風にバッチリ写るのは無理としか思われません。
この人たちって、かなりスゴいんですね ^^;)
投稿: tak | 2019年11月16日 20:35
野兎小僧 さん:
「イヤなものはイヤ」としか言いようがないですね (^o^)
投稿: tak | 2019年11月16日 20:37