「ブーマー」とは特定の年齢ではなく、心の状態
6日の 「"OK, boomer" というチョー便利なフレーズ」という記事の続編である。ニュージーランド議会で、緑の党のクロエ・スウォーブリック議員が、気候変動問題に関する演説の最中に年齢に関する野次を飛ばした年配議員を ”OK, boomer" と軽くあしらったという話についてだ。
この時どんな野次が飛んだのか、あれからインターネットでチョコチョコ調べているのだが、具体的な文言についての言及は見つからない。ただ、野次を飛ばしたのが Todd Muller というオッサン議員だということまではわかった。このオッサン、上の写真のように往生際の悪い tweet までして恥の上塗りをしている。(参照)
なお、上述のリンク先である Twitter 記事に飛んで「ツイートを翻訳」というのをクリックしても、まともな翻訳は表示されないのでご注意。これは自動翻訳が技術的にまだまだだということ以上に、このオッサンの tweet がクドい悪文であるということもある。
早く言えばこのオッサン、「2050年に彼女が 50代になっても今の主張を続けていられるか疑問」なんて、下世話で無礼でガキみたいなことを、下手くそなレトリックで言っているだけなのだ。
絵に描いたような boomer ぶりなので、つい Wikipedia で経歴を調べたら、なんと私より 16個も年下の 51歳なんだそうだ(参照)。日本版ブーマーともいうべき「団塊の世代」は、そろそろ 70歳前後で、彼の写真を見る限り頭もかなり薄くなってることだし、精神的にはそのくらいの年齢なのかもしれないね。
まさに "Boomer isn't a specific age, it's a state of mind." (ブーマーとは特定の年齢ではなく、心の状態である)と言うほかない。これはもう、英語圏では常識となったテーゼのようである。
もっと端的に意訳すれば、「オッサン(あるいは『じじい』)化するのは、年齢よりも心のせい」ということなのかもしれない。なるほど、日本にも若いくせに妙に「団塊じじい」みたいなことを言うやつがいるものね。
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コメント
2014年に東京都議会で、晩婚化について質問していた女性議員に“お前が結婚しろ”とか“子供産めないんか”などの超問題発言して謝罪に追い込まれたオッサン議員を思い出しました。
これなんかも立派なオッサンですね。どの国も議員のオッサン化は実年齢よりも早いようですね。
投稿: ハマッコー | 2019年11月11日 00:03
ハマッコー さん:
あの発言には、本当にあきれ果てましたね。
私は 2014年 6月 22日の記事で、次のように書いています。
「私が娘にすら言ってはいけないと思うことを、他人様に対して、公の場で、無神経な大声で言ってしまう。そんなのが、都議会議員でございますという顔をしている。それがまた、むかつくのである」
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2014/06/post-228d.html
投稿: tak | 2019年11月11日 18:26