死ぬなよ、香港!
私は今月に入ってからというもの、香港の自由は既にほとんど「死に体」という気がしていて、自由を求める人たちは今のうちに香港を脱出した方がいいんじゃないかとまで思っていた。しかし香港区議選で民主派が圧勝したことで、「香港はまだ死んでない」と思い直した。まだ一縷の望みはある。
香港の自由を求める人々の運動に関して、私は過去に「香港の自由を守る運動に心の底から共感」「香港の自由を求める闘いにエールを送る」と、2本の記事を書いている。ところが、先月来のデモ隊に対する当局の強権的な態度を見て、「こりゃ、もうダメなんじゃあるまいか」と思い始めていたのである。
しかしそれは弱気な態度だった。香港市民は選挙でしっかりと自分たちの意思を示すことに成功した。この成果を香港当局は無視できないだろうし、習近平の強気なやり方にだって何らかの影響を与えずに済まないだろう。
「一国二制度」という極めて変則的な政治のあり方が、もう少し維持できるだろうとの望みが出てきた。この動きに、改めて精一杯のエールを送りたい。
死ぬなよ、香港!
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コメント
ひょんなことから最近、陳舜臣の『孫文』を読みまして、なんとまあ、今の香港に通じる記述がいくつもありました。
特に、広東で指名手配となった孫文が香港に逃れ、清へ犯罪人を引き渡すことは無い、だがいよいよ切羽詰まったらどうなるか、などと書かれていて、まるで現在を見ているようです。
香港の活動家の人たちの激しい抵抗も、国父・孫文のこのエピソードが根っこにあるからこそ強まったのかもしれません。
投稿: らむね | 2019年11月25日 23:46
らむね さん:
なるほど。さすが漢文のプロ!
歴史は繰り返しますね。
投稿: tak | 2019年11月26日 00:48