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2019年12月 5日

関東で地震が連続

関東では近頃、毎日のように地震が発生している。私は今朝から関西に出張していて、今夜は奈良のホテルに泊まっているのだが、さっき(午後 10時半頃)も茨城県北部で震度 3 の地震があったようだ。これで 4日連続である。

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FNN PRIME は、【「東京で震度6超える恐れも」関東で頻発する地震は“首都直下型”の前兆!? 備えるべきポイントとは】なんていう物騒なニュースを伝えている。もう 8年以上経ったとはいえ、東日本大震災の記憶がまだそんなに薄れているわけでもないので、かなりイヤな感じだ。

私は既に大地震を 2度経験している。1度目は 1964年の「新潟地震」。小学校 6年の時で、結構長期間にわたって断水していたので、毎日のようにバケツをもって給水車の列に並んでいたのを思い出す。生長期に毎日両手にバケツをぶら下げて水運びをしていたので、ずいぶん体力が付いちゃったよ。そして 2度目はあの東日本大震災だ。

地震というのは自分の立っている地面がグラグラ揺れ動くのだから、人の力ではどうしようもないレベルの恐怖感がある。大地震となったらなおさらだ、

さらにその後の余震が頻発する中で復旧まで耐えていくというのも、本震の恐怖以上に気の重い話になる。それを 2度も経験したのだから、「3度目はいらないよ」と言いたくなるのは無理もない話だ。つくづくご免こうむりたいと、本気で思う。

とはいえ、地下にエネルギーが溜まってしまったらどこかで放出しなければならないのだから、こればかりは避けようがない。地震はなるべく来てもらいたくないが、それが後になればなるほど大きなエネルギーが溜まっているわけだから、大地震となってしまう。

そうなると、なるべく早めに比較的小さな地震として発生してもらう方がまだマシなのかもしれず、なかなか複雑な思いになってしまう。地震国というのはよくよく面倒な宿命を背負ってしまっているわけだ。

 

【12月 13日 追記】

あれだけ連続していた地震だが、この記事を書いた 5日(水)から奈良の吉野の山奥に出張し、6日の夜に戻った頃にはピタリと終息していて、あれから 1週間以上にわたって平穏な日々を送っている。人間なんて造作ないもので、多くの人は地震が連続したなんてことすら忘れてしまっている。

しかし、2度も大地震を経験した身として言わせてもらうと、大地震というのは小さな地震が頻発し、それが収まってしばらく経った頃に、突如として襲ってくるものなのである。だから油断はできない。

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

ホントに嫌な感じですね。
ところでマグニチュードが「1」増えるごとに地震のエネルギーは約31.6倍違うのでM5とM9(東日本大震災級)のエネルギーの差は31.6×31.6×31.6×31.6で100万倍の差になります。
と言う訳で、M5の地震が一日に一回百日連続して発生してもそのエネルギーは殆ど放出したことにならないようです。

本当に厄介な話ですね。

投稿: ハマッコー | 2019年12月 6日 13:32

ハマッコー さん:

へえ!

そりゃ、エラいことで、考えるだにイヤになりますね。

投稿: tak | 2019年12月 6日 18:24

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