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2019年12月26日

「伊藤詩織/山口敬之」ケースと「桜を見る会」問題

「伊藤詩織/山口敬之」ケースについては、初めのうちは「所詮は痴情のもつれ」と思っていて、注目する気にはまったくなれなかった。しかし今回の裁判の被告となって敗訴してしまった山口敬之という男が、安倍晋三べったりのジャーナリスト(の名に値するか疑問だが)だったことを知るにつけ、安倍政権にとって「桜を見る会」以上のダメージになり得る話とわかって、改めて興味が湧いた。

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何しろ「桜を見る会」問題では、自身による「証拠隠滅」行為を「書類廃棄」と言い換え、あまつさえ電子データも壊れてしまったと言い張って恥じない安倍政権である。既に国民の支持は失っている。そして今回の「伊藤詩織/山口敬之」ケースはダメ押しとなるスキャンダルだ。

デイリー新潮の記事をそのまま全部鵜呑みにするわけではないが、この山口敬之という男、少なくとも個人的には好きこのんで付き合いたくなるようなタイプじゃないことだけは確かなようだ。やたらと人前で安倍首相に電話してみせたりする(参照)なんていうのは、悪趣味もいいところじゃないか。

よりによってこんな男に接近してしまった伊藤詩織さんこそ、身の不運というものだ。ただ、不運と思って諦めろというわけじゃなく、この山口敬之という男には、しっかりと落とし前をつけてもらわなければならない。

そしてこれが、安倍政権にとってのさらなるダメージとなることも明らかである。お友達だけで周囲を固めてしまうと、こんなやつも出てきてしまうということだ。

いずれにしても割と体制寄りの記事が多い印象の週刊新潮にこんな記事を書かれるようでは、安倍政権も先が長くない。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

この事件に政府が関わったというのは少しマスコミを信じ過ぎじゃないかな?この男がとんでもない奴であるのは間違いないが、逮捕状の執行を止めたのは官邸だとか言う人は、本当に破廉恥罪の執行を止めるだけのメリットが官邸側にあると思っているのだろうか?この男が逮捕されて当時1番打撃を受ける組織はTBSで、逮捕の情報を掴む可能性が1番おおきいのも警視庁に番記者を置いているTBS。ということは警視庁がTBSに貸しを作ったというのが真相だろう。というのが元NHKの池田信夫氏の見立てである。私はこの話に1番得心した。TBSは彼をアルバイト原稿を書いたという理由で懲戒解雇し、その後書類送検という時系列が、そのことを示している。まあ、破廉恥な男を近づけた官邸もどうかと言えるかもしれないが、彼はTBSの記者として近づいたのだから 1番はこんな男を雇ったTBSであろう。

投稿: basara10 | 2019年12月27日 02:35

basara10 さん:

>逮捕状の執行を止めたのは官邸だとか言う人は、本当に破廉恥罪の執行を止めるだけのメリットが官邸側にあると思っているのだろうか?

首相官邸が逮捕状執行を止めたという話は、私も信じていませんし、記事でもそんなようなことは書いていません。そこまで単純ではないですから。

問題は、首相の周りにはこの山口某に象徴されるような趣味の悪い取り巻き連がゴロゴロいて、怪しいったらないということです。

「体質がよろしくない」としか言いようがありません。

投稿: tak | 2019年12月27日 17:53

まがりなりにも性被害に遭われた方に向かって
>(引用註・政権への)ダメージになり得る話とわかって、改めて興味が湧いた。
はあまりにも失礼では……。
「消耗品の棍棒代わりになるから支持する」と言ってるに等しいと読めてしまいます。利害は一致しているにしても、もうちょっと言い方があるのではないかと

投稿: 柘榴 | 2019年12月30日 05:39

柘榴 さん:

>まがりなりにも性被害に遭われた方に向かって

私は伊藤詩織さんに向かって「興味が湧いた」と言っているわけではありません。
この事件に関して「興味が湧いた」と言っているわけです。

で、伊藤詩織さんという方に関しては、申し訳ないですが、ほとんど興味をもっていません。

以上です。

投稿: tak | 2019年12月30日 17:47

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