自らの身勝手なラグビー・ファンぶりを反省
昨日迂闊なことに、ラグビーの大学選手権の中継を見るのをすっかり忘れていた。本当に久しぶりに母校が決勝に進出し、しかも往年の宿敵、明治大学を下して優勝しているというのに、私といえばその頃、しんねりむっつり PC に向かって仕事なんてしていたのだ。
思えば母校が文句なしのラグビー強豪校だった頃、正月の大学選手権決勝の日は、時にはラグビー好きの友人も交えてテレビに向かい、大声援を送っていたのである。それはほぼ毎年の恒例行事で、家族の間でもこの日ばかりは「お父さんの邪魔しちゃダメよ」ということになっていたほどなのだ。
しかし最近のワセダ・ラグビーは、長期の低迷状態にあった。大学選手権決勝に出られないどころか、3回戦ぐらいで敗退することすら珍しくなくなっていたのである。そんなわけで、正月の日曜日、テレビに向かって大声援を送るなんてことから遠ざかっていたのだった。
ところが昨日、なんとまあ、母校は 11年ぶりの優勝を遂げてしまった。そのニュースを夕方に知った私は、どう対応していいかわからなかったのである。あまりにも優勝から遠ざかっていたので、喜び方を忘れてしまっていたことを、Twitter にも上の写真のように率直に書いている。
というわけで、本当に反省している。私は常々、世の巨人ファンという種族について「単に勝馬に乗りたいだけじゃん!」なんて安易な批判をしてきたわけだが、それが我が身に返ってきてしまうじゃないか。
「母校が強い間だけさんざん調子に乗って、低迷するとテレビを見ることすら忘れてるなんて、薄情にもほどがある」と言われても仕方がない。まったく身勝手な話なのである。
というわけで私は反省の意を込めて、「今年の秋以降、きちんと大学ラグビーに注目します」と宣言させていただく。「ワセダが復活した途端に、それを言い出すか」と言われそうで心苦しいが、そこは「ラグビーへの忠義立て」の方を優先しているので、ご理解頂きたい。
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