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2020年1月 7日

67歳の「高齢者」と、「正真正銘の年寄り」の差異

毎日新聞の "交通事故死者、3年連続最少更新3215人 過半数が高齢者 千葉が愛知抜きワースト" という記事 のタイトル、「過半数が高齢者」という文言を見ても、「自分も高齢者」とはピンとこなかった。こと交通問題に関しては「高齢者って 70歳以上でしょ」なんて気がしていたのである。

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だって、あの高齢者マーク(通称「もみじマーク」)だって、70歳以上のドライバーがつけるように推奨されているしね。ところが「念のため」に記事本文にあたってみると、次のようにある。

65歳以上の高齢者の死者数も4年連続減少して前年比184人減の1782人だったが、全体の過半数を占めており、高齢者の対策が課題となっている。

私は今、67歳である。てことは、世間では既に立派な「高齢者」として扱われる年齢だったのだ。そういえば、2年前に「俺も、高齢者に入るんだった!」と確認していた(参照)のに、こういうことは(年のせいか)すぐに忘れる。

上に掲載した「交通事故死者数(年齢階層別)」というグラフを見ると、なるほど、「60〜64歳」と「65〜69歳」との間には明らかなギャップがあって、大きな「区切り」とするのも自然のように思われる。「数字が雄弁に語っている」のだ。

しかし私は往生際がとことん悪い。「74歳以下はまだマシで、本当にヤバいのは 75歳から上じゃないか!」と気付いたのである。75歳以上の絶対人口は減っているはずなのに、交通事故死者数はひときわの増加を見せているのだ。

てことは、本当にヤバいのは 75歳以上の年寄りである。確かに田舎道でクルマを運転していると、このくらいの年(に見える)のじいさん、ばあさんが本当に危なっかしい。彼らと通り過ぎる時には何が起きるかわからないから、クルマでもママチャリぐらいのスピードに落としている。

昨日も岐阜県飛騨市で、自転車を押しながら歩いて道路を横断していた 84歳の女性がワゴン車にはねられて死亡するという事故があった。また、石川県で横断歩道のない道路を横断中にはねられて死亡したのも高齢女性である。クルマを運転する側が「ママチャリぐらいのスピード」に落とさないと、こんなことになる。

こうしたニュースを聞くと自分の年のことなんか忘れてしまって、周囲の「正真正銘の年寄り」の息の根を止めないように、本当に注意して運転しようと思う。何しろつくばの里は他の地方都市と同様、「正真正銘の年寄り」がやたら多いのだ。

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