「一太郎 2020」の派手なキャンペーンを横目で見て
ジャストシステムが、やたらド派手な「一太郎 2020」のキャンペーンをしている。まるで「毎日がお正月」みたいな雰囲気のカラーリングで展開している予約受付キャンペーンが明日で終了するというので、私のところまで知らせのメールが届いた。
私は「ATOK」という日本語入力システムを使っているので、一応ジャストシステムの「シルバー会員」ということにはなっているようなのだが、何しろ使っているハードが Mac なので、一太郎はおろか、一太郎ビューアすらインストールできないのだよ。おあいにく様。
私はオフィスセットは昔から MS-Office(Word、Excel, PowerPoint のセット)を使っていて、Mac ユーザーになってからも変わらない。Windows ユーザー時代からのファイル遺産がどっさりあるので、今さらほかのソフト(Mac 純正の i-works とか)に鞍替えするわけに行かないのである。
ただ、日本語入力だけは Mac 純正の「ことえり」(今は「日本語 IM」というらしい)がいくら何でも使いづらいので、「ATOK」にしている。ジャストシステムは、ATOK だけは Mac 対応してくれているのだ。
ATOK で Mac 対応してくれるなら、Mac 上で一太郎文書を読めるように「一太郎ビューア for Mac」みたいな簡単なアプリを提供してくれてもいいと思うのだが、なぜか全然してくれない。
私の知り合いや仕事仲間には、表計算は Excel なのに、ワープロは一太郎という不思議な組み合わせを採用しているのが結構いて、彼らは平気で一太郎で作成した ”jtd" という拡張子のファイルをメールに添付して送ってくる。これが Mac では全然開けないので、ほとほと困ってしまうのだ。
これについては過去にも "(Mac に限らず) 一太郎ファイルを読み込む苦労" (2015/4/6)という記事で嘆いている。一太郎ユーザーの多くは「自分はマイナーなワープロを使っているのだから、そのままの形でファイルを送っても、読んでもらえない可能性が高い」という事実をほとんど認識していないのだ。
せめて rtf に変換するなりして送ってくれれば問題はほとんど解決するのだが、彼らは「あーるてぃーえふ? 何それ??」としか思っていないみたいで、何度頼んでもちっともわかってくれない。Windows ユーザーだった頃は一太郎ビューアでしのいでいたのだが、Mac ではそれすらできない。
ググってみると、PlayOnMac というフリーウェアを導入すると、Mac 上でも Windows ソフトを走らせることができて、一太郎ビューアも使えるようになるということだったので、さっそくやってみようとしたが、Mac OS の最新版 Catalina 上では機能しないという話を聞いて諦めた。
ジャストシステムが正式に Mac 版の一太郎ビューアを開発してリリースしてくれたら、多少の金は出してでも買うんだがなあ。
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コメント
LibreOfficeというオフィスソフトはご存じですか?
私はwindowsで、一太郎を開いたことはありませんが、さっと調べた限りではフィルターを導入することで出来るようです。
投稿: らむね | 2020年2月 3日 00:31
らむね さん:
LibreOffice というのは知りませんでした。
Mac 版もあって、一太郎を開くフィルターも用意されているようですね。
これはインストールする価値がありそうなので、やってみます。
ありがとうございます。
投稿: tak | 2020年2月 3日 16:19