「クドい造り」のビジネスホテルが増えているわけ
昨日付の ”オープン早々のホテルは、避けた方がいいいみたい” という記事の続編みたいなことを書かせていただく。どうやら今回泊まったホテルは、どちらかと言えばインバウンド対応、早く言えば中国人観光客の増加を当て込んでオープンしたもののようなのだ。
今回は例の新型コロナウィルス云々による中国人観光客激減で、宿泊客は日本人ばかりだったが、元々は中国人にかなり期待していたようだ。道理でホテルの造りが、ビジネスホテルにしてはクドくて装飾過多だし、かといって観光ホテルにしてはチープでダサいし、妙に中途半端で居心地悪かったのである。
その辺の事情に関しては、Diamond Online の "外国人観光客をガッカリさせる、日本の「多すぎるビジネスホテル」" という記事を読んで、「なるほど、そういうことか」と得心した。本来なら「出張での宿泊用」と割り切って考えられていた都会のビジネスホテルが、中国からの観光客に過度に期待し始めているのだ。
道理で、例の「シャンプーバイキング」なるものの説明が、英語、中国語、韓国語でことさらみっちり書かれて、結果的にダサダサになっちゃってると思ったよ。あれって、妙な下心が強すぎた結果なのだね。いずれにしても "Shampoo Viking" は通じるはずがないけど。
一方で、地方都市にあるチェーン展開のビジネスホテル(スーパーホテルとか東横インとか)は、「私ども、いわゆるフツーのシンプルなビジネスホテルでございます」といった、ほぼ規格通りのコンセプトで割り切った造りが多い。私なんかはこの方がずっとしっくりくるし、安心して泊まれる。
それと対照的にインバウンド客の期待できる東京や大阪、博多などの大都市や、地方でも有名観光地だと、"「クドい造り」のビジネスホテル" が増加中というわけだ。チェーン展開でも「アパホテル」なんかはその傾向が強い気がしていて、そのせいで私なんかできるだけ避けたいと思っているのだよね。
出張需要と観光需要を明確に分けてカブらないようにしてくれないと、両方の客が不満を抱くことになってしまうと思うがなあ。中途半端が一番疲れる。
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コメント
出張での宿泊は、呑んだくれて帰ってきてシャワー浴びてバタン!
なので、朝食に注力です。
米つぶ喰わせていただければありがたいと。
アパは、出張先の近所であることが多かったので多用してましたが、なんとなくゴージャスっぽい造りの割りには、狭いロビーやなぁ、そのスキマにカバン置け?って印象持ってます。
(今はどうなんやろ?)
投稿: 乙痴庵 | 2020年2月21日 21:15
乙痴庵 さん:
私の場合、ホテルの部屋では最低でもメールチェックして、返事を書いて、そしてこのブログの更新もしてと、インターネット接続は欠かせません。
アパは既存のホテルを買収して看板を変えるみたいな戦略を採っているので、「何でもあり」みたいなことになっているようです。
ただ、やっぱりちょっと「ケバい」印象はありますね (^o^)
投稿: tak | 2020年2月21日 22:32