「バカヤロー!」発言と、絶妙な言い訳
今朝の NHK ラジオ 『すっぴん 8時台』の「おたよりコーナー」のテーマは、「バカヤロー」だった。吉田茂がかの有名な「バカヤロー解散」のきっかけとなる発言をしたのが、1953年の今日、2月 28日だったことにちなんだらしい。
番組では「バカヤロー」に関する聴取者の「おたより」を募っていたのだが、最初に紹介されたのは「今、一番『バカヤロー』と言いたいのは、新型コロナウイルスに対してです」という、いかにもありがちなものだった。時節ネタとはいえ、はっきり言っておもしろくも何ともないよね。
ウイルスに向かって「バカヤロー」なんて言ってもしょうがない。ウイルスはウイルスでただ自然に存在しているだけなのに、それを人間が無理矢理自分の社会に引っ張り込み、大騒ぎしているにすぎない。
言わば人間の「業」があぶり出されているようなものだから、そこから何かの教訓を得る方がいい。ウイルスを一方的に口汚く罵るのでは、人間の品性の方が落っこちてしまう。ウイルスだって「バカヤロー」なんて言われたらムッときて、言ったヤツに取り付いてしまうだろう。(そりゃないか)
それよりずっと面白かったのが、中学校の陸上部時代の思い出を語ったものだった。ざっとこんな内容である。
陸上部の顧問は何かというとすぐに「バカヤロー!」と言って怒る先生で、皆に恐れられていた。ある日、大会出場のため早朝に学校集合。遅刻の許されない場面だったが、後輩の S君がなかなか現れない。出発が迫って誰もがイライラし始めた頃、ようやく彼が走ってくるのが見えた。
息を切らせて到着した S君は、開口一番、
「済みません! 金縛りにあって起きられませんでした!!」
これにはさしもの顧問も怒るに怒れず、「阿呆!」と一言呟いただけだった。
絶妙な言い訳だよね。しっかり使える。
【8月 15日 追記】
そういえば、この 18日後に「やっぱり、ウイルスをムッとさせちゃヤバいみたいなのだ » 」という記事を書いているので、お読み戴きたい。
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