中州のプラスチックゴミ、泣く泣く回収を断念
今月 8日に「裏の川の中州のプラスチックごみ」という生地で、中州に捨てられたスーパーのレジ袋のようなゴミが気になって仕方がないと書いた。その前日まで続いた強風でも飛ばなかったのだから、誰かがゴミを詰めて捨てたのだろう。
この記事は「晴れが続いて流れが浅くなったら、降りていって回収してしまおうと思っている」と結んでいるのだが、その後は所用で朝から晩まで出かけたり、雨が降って水量が増えたりしていて、回収できなかった。そして昨日と一昨日は上天気だったが、一泊で関西に出張していた。
そして今朝起きたところ、空は晴れ渡っているし、とくに急ぎの用もない。「よし、今日こそは川に降りていってゴミを回収するぞ!」と決心し、かなり深目の長靴を履いて出発した。この長靴はいろいろな汚れ仕事で使っているので、元々泥だらけだからいいだろう。
問題のゴミのある中州は川の対岸からでないと渡れそうにないので、ぐるりと遠回りして橋を渡る。毎年本格的な春を過ぎると、橋桁の黒くなっているところまでは水量が増えるので、うかうかしてはいられない。
橋を渡って対岸に行き、土手の小径を辿ってようやく問題の中州の付近に着く。土手の斜面をそろりそろりと降り、中州までの距離が最短のポイントを選んで、水の中に足を踏み入れる。うむ、それほど深くはない。これなら大丈夫だろう。
ところが、そう思って 2歩目を踏み出そうと体重をかけると、足がズブズブと沈み込む。2歩目は辛うじて長靴が水没しないところで踏みとどまった。そしてさらにもう一歩進もうとしたのだが、今度は泥から足が抜けない。うむ、これはかなりヤバい。
やっとの思いで長靴に手を添えてを引っこ抜き、岸に戻ることができた。下手したら川の中で転倒して動けなくなり、泥まみれになって助けを呼ばなければならないところだった。そうなったらヘドロの悪臭がこびりついて、3日ほどは誰にも近寄ってもらえなくなっただろう。
いつもは下の写真(昨年 9月 19日の和歌ログ)のように白鷺が平気で水の中に立っていたりするので、川底がこんなにズブズブ状態とは思っていなかった。いやはや、身近な川とはいえ自然を甘く見てはいけない。
というわけで無事に生還はしたものの、そもそもの目的のゴミの回収はできなかった。まことにもって残念である。
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コメント
いやはや、無事で何よりです!ホントに。
川底のヘドロは予想外でしたね。
捨てる側は何も考えていないのでしょうけど、
拾う側はとても大変ですよね。
簡単にゴミを放り投げちゃう人に、
この記事をぜひ見ていただきたいものです。
(ただ、そういう人はココを見ないでしょうねぇ~)
投稿: るー | 2020年3月13日 17:59
るー さん:
ありがとうございます。
>簡単にゴミを放り投げちゃう人に、
>この記事をぜひ見ていただきたいものです。
このお言葉は、泣けるほどありがたいです。
でも、本当にそういう人って、ウチには来ないのかも ^^;)
投稿: tak | 2020年3月14日 00:32