« ロゴ・デザインという作業 | トップページ | 梅の花と人の命 »

2020/03/05

マックの「ドナルド」、実は「ロナルド」なんだそうだよ!

半年も見過ごしていた「東洋経済 ONLINE」というサイトの昨年秋の記事を、たまたま今日の昼に読んでまさに衝撃を受けている。あのマックの「ドナルド」が、実は「ロナルド」だったという話だ。そんなこととは、露ほども知らなかったよ。

2003051

"マックの「ドナルド」実は名前が違うという衝撃 意外と統一性がない外国人の名前の呼び方" という記事の筆者は、デビット・ベネットという人。レノボ・ジャパンの社長であるらしい。

そもそも、この「デビット」というファーストネームからして、本当は "David" だから、フツーは「デビッド」とカタカナ表記されるのだが、彼は「デビット」の表記を採用している。確かに "David" をカタカナ発音すると「デビッド」よりは「デビット」の方が近いものね。

英語と日本語は発音体系がかけ離れているので、例えば新幹線車掌のもろにカタカナ英語の社内アナウンスは、かなり異様に聞こえてしまう。私は「カタカナ英語を巡る冒険 その 1 : 新幹線の英語アナウンス」という記事の中で、次のように書いている。

日本人客なら少なくとも 「急に日本語じゃなくなったから、ここから先は英語(のつもり)なんだろう」ぐらいには思ってくれるが、日本語を知らない外国人客には、単にミステリアスな東洋の言葉の連続にしか聞こえないはずだ。

この裏返しとして、日本語独特の発音は英語しか話せない人にとってはもの凄く難しいものになる。デビット・ベネットさんも次のように書いている。

都築恒夫(Tsuzuki Tsuneo)さん、末次逸雄(Suetsugu Itsuo)さんという名前の方などは、おそらく英語圏でまともに自分の名前を呼んでもらった経験はあまりないのではないかと思います。

まさにその通りだろう。とくに「逸雄さん」なんて、正しく発音してもらおうなんて思わない方がいい。「アツゥオゥ」なんて聞こえて、よもや自分の名前だとは気付かないだろう。

しかし、「ロナルド」を「ドナルド」にしてしまうというのは、これとは次元が違いすぎる。この件に関して Wikipedia の「ドナルド・マクドナルド」の項目をみると、次のように書かれている。

このマスコットの本名(正式名称)はロナルド・マクドナルドであるが、日本ではドナルド・マクドナルドとなっている。これは、マクドナルドが初めて日本に進出した際、藤田田が日本人にとって「ロナルド」という単語は発音しにくく「ドナルド」の方が発音しやすいという意見を採用したためである。

なお、日本マクドナルドは「『ドナルド』と『ロナルド』、どちらも正しい名称である」と公言している。そのため、日本国内でも容器のデザインに関する版権表記の部分などにはロナルド (Ronald McDonald) の表記が見られる。

いやはや、「『どちらも正しい名称である」なんて、かなり乱暴な話である。初めてそれを知る者にとっては、愕然だよね。

【注】 「藤田田」は、日本マクドナルドの創業者。「ふじだ でん」って、変わった名前だよね。

 

|

« ロゴ・デザインという作業 | トップページ | 梅の花と人の命 »

世間話」カテゴリの記事

コメント

日本マクドナルド設立時に、米国のマクドナルドは「マクダーナルドゥ」と呼ぶように主張したようですが、藤田田氏が、それでは日本人にとって発音しにくいし覚えにくい、「マクドナルド」の方がリズムがいいし覚えやすいと主張し「マクドナルド」になったようです。そうなれば当然「ロナルド」は「ドナルド」になるでしょうね。

Matsushita Electric は外国人にとって発音が困難ということで Panasonic になりましたね。Mitsubishi も多分発音しにくいと思いますが、実際米国の議会で「メツベシ」のような発音をしているのを聞いたことがあります。こちらの方は三菱の印が絡んでいるのでそう簡単に変えられないのでしょう。

昔、下宿先のおじさんがこれを読めと言って貸してくれた本が藤田田氏著の「ユダヤの商法」と言う本でした。
その中で自分の名前がいかに素晴らしいかを書いたページがありました。記憶も薄れてますが「Den」は「Gen.」に似ているし外国人にも一発で覚えてもらえるのだと書いてあったと思います。

改めて調べてみたところこんな説明もありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
藤田の「田」という名前はとても珍しいものですが、名付け親は母・睦枝。彼女は実はクリスチャンで、「田」という漢字は「口」の中に「十字架」が入っているということで、「話すこと、口にすることを神様に守ってもらえるように」というのが名付けの理由だといいます。

投稿: ハマッコー | 2020/03/05 21:31

ロナルドって全然発音しにくいと思わないのですが、昔の日本人にとってはそうだったのかな。
ファンをフアン、フィルムをフイルムとか言っちゃう世代の人達ですね。
デイヴィッドをデビットとか、ベッドをベット、バッグをバックと同じくらい違和感あります。
レーガン大統領も当時はドナルドって言われてたんですか?笑

投稿: 20191220 | 2020/03/06 06:00

ハマッコー さん:

"McDonald" を「マクドナルド」とした時点で、「思いっきりドメスティックなアメリカ」になっちゃいましたね。

あの思いっきり「カタカナ英語」の新幹線アナウンスで「国際化してる」と自己満足する心理の原点をみるような思いがします。

三菱は、ちょっと古いですが "Mitsubishi Zero Fighter" (伝説の「ゼロ戦」)で米国人にも印象づけられているようで、なんとかなっているんだと思います。

藤田田氏の名前の由来は、初めて知りました。知らない人には入力ミスと思われちゃいそうな名前だとばかり思っていました。

情報ありがとうございます。

投稿: tak | 2020/03/06 07:34

20191220 さん:

1940年代生まれまでの日本人は、体の隅々まで(発音の器官まで)日本人だったんだと思います。

その意味では、最近の日本人は中途半端にアメリカ人が混じってますね (^o^)

レーガンはドナルドではないものの、ロナルド・リーガンでした。

実際の発音は、「レ」と「リ」の中間ぐらいだと思いますが、当人がこだわったらしいです (^o^)

投稿: tak | 2020/03/06 07:39

私はてっきりMcDonaldのDonaldの部分を取ってドナルドと言うのかと思っていました。
ということはRonaldがファーストネームで、McDonaldがファミリーネームなんですね。

「あれ、じゃあなぜMcDonaldのDは大文字なんだろ」と調べたら・・・

うお、Mcは「~の息子」という意味の接頭辞!?
Ronald McDonaldは「ドナルドの息子、ロナルド」という意味なのか!
そういえば中世北欧舞台の小説で、つねに「○○の息子、××」って名乗ってるのがあった!ファミリーネームが無い時代の名残なのか!!

ぬおお、他にも例えば、ダグラス・マッカーサーはDouglas MacArthurで、「アーサーの息子、ダグラス」という意味だとおおおぉぉぉ!!まじかああ!

いやあ、こういうのがあるからtakさんのブログチェックはやめられません。今日もありがとうございます。

投稿: らむね | 2020/03/06 09:21

らむね さん:

Mc チョメチョメ という名前は、アイルランド系と聞いています。

Johon の息子が Johoson みたいなものですが、こっちはもろにイングランド系なんでしょうね。

投稿: tak | 2020/03/06 20:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ロゴ・デザインという作業 | トップページ | 梅の花と人の命 »