ファイルの「拡張子」を理解できない人
時々、仕事上のメールに「一太郎」で作成されたファイルが添付されてくることがある。こちらは Mac ユーザーで、一太郎ファイルなんて開くことすらできないので、それだけでかなりイライラしてしまう。「こんなの送りつけられたって、読めねえんだよ!」ってなもんだ。
思い出してみれば、ほぼ 4年前にも"(Mac に限らず) 一太郎ファイルを読み込む苦労" という記事を書いている。終わりのないストレスである。
今どき、無神経に一太郎ファイルを送って寄こすような人というのは、「PDF か RTF に変換して送り直してください」なんて頼まれても意味がわからないようなのだ。それで下手すると、プリントアウトした文書を写真に撮って、画像ファイルを送ってきたりする。こっちはのけぞるぜ。
最近気付いたのは、そうした連中というのはたいてい、PC を「拡張子を表示しない」という初期設定のまま使っているということだ。
彼らにしてみれば、 例えば「懇親会のお知らせ」なんていう名称のファイルを一太郎で作っても、それは「懇親会のお知らせ.jtd」ではなく、あくまでも「懇親会のお知らせ」でしかない。それをそのまま、今や圧倒的マジョリティとなった Word ユーザーに送りつけてくる。
送りつけられたこちらとしては、4年前の記事を書いた頃は、律儀に面倒な手順を辿って「懇親会のお知らせ.docx」に変換し、ようやく読み込んでいた。ところが最近はそんな面倒なことはやってられないから、「ファイルが開けないので、形式を変換して送り直してください」と返信するだけにしている。
しかし彼らは「懇親会のお知らせ.jtd」と「懇親会のお知らせ.docx」の違いが見えていないから、「同じファイルなのに、なんであんたは、俺の作ったファイルに限って『開けない』なんて意地の悪いことを言うんだ!」と憤るのである。いや、それって決して「同じファイル」なんかじゃないからね。
こんな風にチョー消耗なことになるのは、そもそもマイクロソフトが Windows を「拡張子を表示しない」という余計なお世話的な初期設定にしてしまったせいだ。本当に疲れる。
しかしこんなような人の作成したファイルなんて、実は開いて読めなくてもほとんど支障がない。放っておいても別にどうってことないのである。だから、最近は気にしないことにしている。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「ネットを見ない高齢者」という偏見(2024.11.29)
- Bluesky で英語のネット・スラングを学べた(2024.11.24)
- 年賀状は、本当にネットで済ませようよ(2024.11.22)
- 「入国審査」が「入獄審査」になってしまう件(2024.11.03)
- 会社の会計システムが「個人ベース」だったとは(2024.10.18)
コメント
現役のビジネスパーソンで、「PDFで送ってください」が通用しない人は、もはや人ではないと思っています(爆)
投稿: らむね | 2020年3月 3日 23:24
らむね さん:
まさに、そう思っていいんですけどね。
それの通じない人というのが、まだいるんですわ。疲れます ^^;)
投稿: tak | 2020年3月 4日 17:56