ATOK まで「新型コロナウィルスによる感染症」をしっかり学んでしまった
まったくもう、例のウイルス騒ぎで、私の仕事にも影響が出始めている。予定されていたイベントや会合がどんどん中止になっているのだ。これに伴ってメールなどでも「新型コロナウィルスによる感染症拡大で・・・云々」という文言を書く必要性が出てきて、面倒でしょうがない。
先週頃までは「こんな言葉を頻繁に使うなんてご免だね」と思っていたのだが、そうも言っていられなくなった。関係先とイベント中止やスケジュール変更などの情報をやり取りするのに、どうしても使わざるを得なくなってしまっているのだ。おぉ、やだやだ。
で、当初は単語登録するのも気分的にイヤな感じなので、わざわざ「新型コロナウィルスによる感染症拡大の影響で・・・」なんていちいちタイプしていた。しかしこれは面倒で指がもつれそうなので、「仕方がない、諦めて単語登録しちゃおうか」なんて、ようやく思い始めたのである。
単語登録にあたって、一応どんな「読み」(短縮形)にしようかと考え、国際的には "COVID-19" という呼称になったという(参照)ので、日本語入力モードとしては「cおv」という短縮形にしてしまおうと決めた。これならほかの言葉とも紛らわしくないから、いいかもしれない。
何よりまず、3ストロークで済むから、「しんころ」なんていう読み(8ストローク必要)で登録するよりずっと楽だ。うん、これで行こう!
そして実際の登録作業にあたり、まず元の言葉である「新型コロナウィルスによる感染症」という言葉を入力・確定しようとした。すると、何と、私の日本語入力システムの ATOK は、「しん」と入力しただけであっという間に「新型コロナウィルスによる感染症」という変換候補を表示してくれるではないか。
あまり頻繁にこの言葉を入力したので、ATOK がしっかり学習してしまったようなのだ。というわけで、当面は「しん」という入力だけで済ませることにし、単語登録は見送ることにした。便利と言えば便利だが、コトがコトだけになんだか複雑な気分である。
ちなみに日本語の世界では、"COVID-19" という呼称はまったく根付かないようなのだね。主要マスコミはどこでも使っていない。日本語の文脈では「コゥヴィド・ナインティーン」なんてムチャクチャ言いにくいし、下手するとわけがわからなくなるから、これはまあ、しょうがないか。
願わくは、「しん」と入力しただけであっという間に「新型コロナウィルスによる感染症」が表示されずに済む状況に、早くなってもらいたいものである。
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