「ウイルス」って、一体何語なんだ?
この緊迫した時にそんなことをことさらに気にしてどうするんだと怒られてしまいそうだが、「コロナウイルス」の「ウイルス」という発音は何語なんだろうと、ずっと気になっていた。
昔のことを思い出すと、日本では「ビールス」と発音する時期が長かったように思う。「インフルエンザ・ビールスに感染しないように気を付けましょう」なんて言われていたのを覚えている。
ところがお馴染みの英語の発音は「ヴァイラス」に近い(参照)し、医学用語でもっぱらとされるドイツ語でも「ヴィールス」に近い(参照)。リンク先に飛んで、スピーカーのアイコンをクリックすれば聞くことができる。ちなみにフランス語でも「ヴィーリュス」みたいに聞こえる(参照)。
じゃあ「ウイルス」と発音するのは何語なんだとさんざん調べまくったら、どうやら元はラテン語のようなのだ。上述のサイトで言語を選択すると聞ける。そしてラテン語直系のイタリア語でも、しっかり「ウイルス」だ。
Wikipedia に当たってみると、次のようにある。
1953年(昭和28年)に日本ウイルス学会が設立されたのを機に、「ウイルス」という表記が日本語の正式名称として採用された。その一方、日本医学会はドイツ語発音に由来する「ビールス」を用い、1970年代頃は「ビールス」呼称が学校や一般で使用されていた。現在は宿主に関わらず「ウイルス」が正式名称である。
やはり、1970年代は「ビールス」だったのだね。ただし、"ドイツ語発音に由来する「ビールス」を用い" とあるが、正しくは上述のように「ヴィールス」に近いよね。ちなみにスペイン語では "v" と ”b” の区別がないらしく、「ビールス」と発音するらしい。「へえ!」である。
まあ、現在の日本では「ウイルス」というのが正式とされているらしいので、ここはおとなしく従っておこう。ちなみに日本ウイルス学会というのは、ラテン語をありがたがる体質だったのだね。
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コメント
あら~懐かしい~
ビールスって言ってましたねぇ~
投稿: tokiko | 2020年4月26日 12:05
tokiko さん:
『フラッシュ・ダンス』のジェニファー・ビールスが、Jennifer Beals でよかったと、今でも思ってます。
(まあ、Jennifer Virus のはずはありませんが ^^;)
投稿: tak | 2020年4月26日 15:25