"No, thank you." という英語の意味
こんなことはとうの昔にさらりと書いてしまったはず思っていたが、自分のブログを検索しても出てこないので、意外なことにまだ書いていないようなのだ。それで我ながらちょっと驚きながらも、今さらながら書いておくことにする。
何かと言えば、「"No, thank you" という英語の意味」についての話だ。
最近、結構いい年の知り合いに、「英語の『ノーサンキュー』って、『ありがたくない』っていう意味で、要するに『放っといてくれ』ってことだよね」なんて聞かれた。これにはちょっとびっくりで、「そんなつもりでぶっきらぼうに言い放ったら、確実に角が立っちゃいますよ」と答えた。
で、改めて Google で画像検索してみると、いわゆる「スタンプ」(言葉代わりの画像と言えばいいのかな?)のほとんどで、"No, thank you." (コンマ入り)じゃなく、コンマなしの ”No thank you" になっていて、「単純拒絶」的な意味合いのものが目立つ。へえ、そんなことになってるのか!
今さら言うまでもないことながら、この言葉の "No" は ”Thank you" に直接かかって「ありがたくない」という意味を形成するわけじゃない。あくまでも "No" の後ろにつくコンマで一区切りあって、その後に改めて ”Thank you” が続くのである。
強いて言えば「それは結構です。でも(申し出てくれて)ありがとうね」ってな意味合いだ。そんなことなのだから、それなりの気持ちで言うべきであって、無感情に一繋がりで言ったら、ぶっきらぼうすぎる。ただ、日本人の多くは典型的にぶっきらぼうな言い方をしてるみたいだよね。
で、こんな風なぶっきらぼうシチュエーションをどうしても避けたいなら、例えば "I'm OK. But I appreciate that." ぐらいに言えばいいのかもしれない。
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