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2020年5月28日

白い洗濯物を好むアリの根性

今の季節、屋外に出して乾燥させていた白い洗濯物を取り入れる際には注意が必要だ。かなりの高確率でアリがしがみついているのである。どうやらアリというのは白いものが好きなようなのだ。

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とくに白いタオルと Tシャツはアブナい。気付かずにしまい込んだりすると、結構いつまでも生き延びていて、Tシャツを再び着た途端に蘇ったアリが首筋を這ったりする。これはかなり不愉快だ。

試しにネットで調べてみると、虫というのは白いものに惹かれる傾向があるらしい。「生活救急車」の「洗濯物に虫がつくのを防ぐ方法~部屋干しするときのコツも紹介~」というページには、「虫は明るい場所が好きなため、白い壁が近くにあったり、白の洗濯物に寄って来やすくなります」とある。

ああ、やはりそうだったのか。虫は白いものが好きなのである。このページには「甘い香りの柔軟剤」も虫を引き寄せる原因になるとあるが、ウチはそんなもの使わないから、(虫だけに)無視していいようだ。

恐ろしいのはアリに限らず、虫は一般的に「白いモノが好き」ということで、幸いにも我が家では未経験だが、あのクサ〜い臭いを発生するカメムシなども寄ってくるらしいのである。気を付けるに越したことはない。

吊した状態で乾かしている洗濯物に、一体どうやってアリが移動してくるのか、その様子を一度目撃してみたいものだ。いくら軽量のアリでも風に乗って洗濯物に飛んでくるとは思われない。

フツーに考えれば、地面から物干し場の柱を伝って這い上り、横に渡された棹などを渡って白い洗濯物に辿り着くのだろう。とすると、アリは地面を這いながら上を見上げ、「ああ、あそこに居心地良さそうな白いモノが吊してある。何とかして辿り着きたいものだ」と一念発起して移動するというわけだ。

「一寸の虫にも五分の魂」などという言葉があるが、エサがあるわけでもないのにあんなにも長い距離をひたすら移動するのだから、虫の一念というのは馬鹿にならない。私にもこの半分ぐらいの根性があれば、もう少しマシな人生だったかもしれないなんて思ったりする。

今日、運転しながらカーラジオを聞いていたところ、清涼飲料水を飲み干して、その瓶を洗わずに 3階のベランダに置いておいたところ、地面から延々とクロアリの列が続いて這い上って来ていたという投稿が紹介された。これなどは甘い香りが引き寄せたのだろう。

これと比べれば、庭に面した物干し場のタオルに這い上るぐらいは、アリにとってはどうってことないのだろう。

 

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