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2020年6月19日

新型コロナ濃厚接触確認アプリというもの

「新型コロナ 濃厚接触確認アプリ」というものが、政府の管理で今日から利用開始されているという。アプリはスマホのアプリとしてインストール可能という話だ。

200619 

朝のラジオ(TBS)を聞いていたところ、このアプリをインストールするかどうかの緊急アンケートの結果は、「使う」が 30%台で「使わない」が 50%台だった(正確な数字は覚えていない)。60%以上がインストールしていないと実効しないというので、しょっぱなから悲観的である。

「インストールする」という解答の理由は、「安心感を得るために、とりあえず使ってみる」というのが最多。中には「プログラミングの仕事をしているので興味があり、インストールしてどんなものか見てみたい」「不安はあるが、人柱になったつもりでインストールする」というものまであった。

一方、「インストールしない」という解答の主な理由は、「個人情報の点で不安」「政府のやることは信用できない」というもの。「そんなものを使わなくても自分で気を付けている」という解答もかなり多かったようだ。とはいえ、最大の理由は「何それ? よくわからないから、面倒」ってことだろう。

問題は、このアプリをインストールする人が少ないと、大きな効果が期待できないということだ。アンケートに「インストールする」と答えた人のすべてが実際にすぐインストールするとは到底思われないから、当面は実効が期待できないだろう。

そして濃厚接触した疑いがあるという通知が来ても、それによって優先的に PCR 検査を受けられるわけではないというのも問題だ。通知を受けてどうしたらいいかわからず、オロオロしているうちにさらに周囲にウイルスをまき散らす懼れががあるというのでは、「不完全なシステム」というほかない。

下種の勘ぐりをすると、せっかくアプリをインストールしても、今一番アブないとみられる「夜の街」のその種の店に出入りするときなんか、「そんな処に行ったのをお上に知られたくない」なんてことで、わざわざ「オフ」にしちゃう人も少なくないだろうしね。その辺りの情報こそ肝心なところなのに。

システム的に個人情報管理に関して「問題なし」ということが明確に保証されないと、このアプリが広範に普及するのは困難だろう。そしてこの問題が解決されても、「マスクをしていないとウイルスそのものを見るような目つきで見られる」というほどの「暗黙の強制力」なんて期待できないし。

私はといえば、最近の感染者ゼロという呑気な茨城県に住んでいることもあり、しばらく様子をみて判断しようと思っている。今年の春以前のように、しょっちゅうあちこちに出張しなければならなくなったら、とりあえずインストールすることになるだろうけど。

 

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