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2020年6月30日

「キャッシュレス・ポイント還元事業」というのを、終わる頃になって初めて知った

東洋経済 Online に "「現金大国ニッポン」の根強さを示す決定的証拠" という本日付の記事がある。「本日付」というのは、例の「キャッシュレス・ポイント還元事業」というのが、今日で終わるからという事情もあるのだろう。

200630

記事では、この国では何がどうあっても現金決済が健在という事実が示されている。統計的な数字が雄弁にそれを物語るのだ。「キャッシュレス・ポイント還元事業」なんて、全然関係ない。

実はお恥ずかしいことながら、私もこの「キャッシュレス・ポイント還元事業」というのをつい最近まで理解していなかった。もっといえば、終了直前の今に至ってもしっかりわかっているとは言えない。

私はコンビニで買い物をする時にはほぼ 100% Suica を使うことにしている。「モバイル Suica」のおかげで、いつでもどこでもクレジットカードから残高補充できるため、いちいち現金を使う気になれないのだ。

現金だと大抵の場合 1円玉のお釣りが発生するので、財布の中がジャラジャラになってしまうが、Suica だとそんなこともない。これが少額決済で Suica を使う最大のメリットだ。コンビニでクレジットカードを使うのもちょっと憚られる気がするしね。

で、実を言うと私は、コンビニで Suica を使ってレシートを見ると、支払金額がちょっとだけ安くなっていることに気付いてはいた。しかしそれが「キャッシュレス・ポイント還元事業」によるものとはちっとも知らなかったのである。ただひたすら「これ、一体何でだろう?」としか思っていなかった。

これは要するに、政府の宣伝不足に尽きると思う。Suica(に限らず、キャッシュレス全般)を利用すると、「ちょっとお得」ということがしっかりと浸透してさえいれば、いくらなんでもキャッシュレスの比率がもう少し増えたんじゃないかと思う。

「ちょっとお得」という理由からキャッシュレスを経験してみて、レジでの支払いがさっさと済むことや 財布の中が 1円玉だらけにならずに済むという快適さを実感すれば、6月 30日以後も現金支払いに戻る気はしないだろう。ところが宣伝不足のために、キャッシュレスの快適さがあまり浸透しなかった。

制度が終わる頃になってからニュースで盛んに取り上げても、もう遅いのである。

というわけで、日本ではこれからも、レジで現金を出し、お釣りをもらうという面倒なスタイルが減らずに続くのだろう。そして後ろに並ぶ客を待たせることになるのだろうと、ややうんざりしながら思ってしまうわけである。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

私も日常の買い物はほぼスーパーで現金なのでぜ、全然意識していませんでした。takさんの記事を見てふと「そういえばamazonで買うと最近割引されてた!amazonのキャンペーンじゃなかったのか!!」と気づく為体です(笑)←(え゛、ていたらくを入力したら為体になった!こう書くのか!!)

もともと消費税増税の批判逃れですからねえ。ポイント還元をされればされるほど、政府としては赤字になるわけで、まあ宣伝しようとは思わないでしょうね。

投稿: らむね | 2020年7月 1日 00:24

Suica は乗り物でも駅の売店でも何でも使えるので便利ですが、7/1からは特典が付きません。

私はクレカに紐付けされたタッチ方式のカードを使ってます。
使い方は Suica と同じですが、クレジット払いなのでポイントが付きます。100円の買い物でもクレジット払いです。
年間で見るとポイントは無視できない金額になりますよ。


投稿: ハマッコー | 2020年7月 1日 02:49

らむね さん:

本当だ!

「ていたらく」と入力したら 3番目の変換候補として「為体」が出てきました。

知らなかった!!


割引に関しては、「Amazon の謎」だったわけですね ^^;)

まあ、政府としては積極的に広報しなかったというのも道理といえば道理ですが、結局は「対策はしたんだけどねえ」というアリバイ作りでしかなかったわけですね。

投稿: tak | 2020年7月 1日 09:59

ハマッコー さん:

それって、いわゆる「デビット払い」ですかね。

興味がないわけじゃないですが、申込み手続きが面倒そうで、ずっと後回しになってます ^^;)

投稿: tak | 2020年7月 1日 10:13

私はSuicaと楽天Edyをよく使うのですが、しばらく前から、「Edyの受取りをお願いします」というメールが入るようになりました。確かにEdyにはユーザーどうしで送金し合う機能があったようにも思いますが、誰かから送金を受ける心当たりもなく、「ああ、どうせ詐欺だな」と思ってそれらのメールを無視しておりました。

あるときふとメールの1つを開いてみたら…何とこれが件の還元事業によるキャッシュバックなのでした!(キャッシュではありませんが)。慌ててスマホに入れている楽天Edyアプリを確認したら、なるほどちゃんと詐欺ではなく受け取れる…。受け取るには期限があるようで、一部もらい損ねてしまいました(わずかな金額ですが)。

政府が一生懸命考えた還元策を、「どうせ詐欺だろう」と無視してしまう…。これが年季の入ったネットユーザーのリテラシーというものですよ!(たぶん違う)

投稿: 山辺響 | 2020年7月 1日 16:54

山辺響 さん:

私はクレジットカードと SUICA 専門で、楽天Edy というのは、まったく知りません。

今回のコメントを読んだら、なんだか面倒くさそうで、ますます遠ざかりそうです ^^;)

ちなみに、Tカードというのも押しつけられて所持していますが、買い物の度に「Tカードはお持ちですか」と聞かれて「はい」と差し出すだけで、それでどんなメリットがあるのかも知りません。

家族には、「結構ポイントが貯まってるはずだから、使ったら?」なんて言われますが、その使い方もわからなくて、いっそ死んだ時の遺産いしようかと ・・・ ^^;)

投稿: tak | 2020年7月 1日 17:19

>「デビット払い」

これは銀行のカードを買い物の都度差し出して暗唱番号を入れてその場で口座から引き落とす方式です。

>私はクレカに紐付けされたタッチ方式のカードを使ってます

これはあくまでもクレカですが、財布の中に入れたまま機械にタッチするだけです。暗唱番号も不要です。
三井住友カードの「IDカード」とかで少額決済には便利です。
通常のクレカと、希望すれば「IDカード」の計二枚で一口座です。(首からぶら下げるIDカードではありません)

Tカードの使い方は「ポイント全部使ってください」で済みます。カードを紛失する前に全部使ったほうがいいですよ。


投稿: ハマッコー | 2020年7月 1日 22:51

ハマッコー さん:


「IDカード」というのは知りませんでした。私も調べてみようかと思います。

Tカードは、なるほど、そう言えばいいんですか。

この方面に関しては、私はだいぶ疎いようですね ^^;)

投稿: tak | 2020年7月 2日 07:17

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