日食は全然拝めなかった
今日は夏至で、その上、日本各地で部分日食が観測されたようだが、関東の空は厚い雲に覆われて、チラとも見ることができなかった。下の写真は ウエザーニュースのサイトに紹介されていた見事な写真だ。熊本市東区の大吾さんという方が撮影したものである。
台湾では見事な金環食が拝めた(参照)ということで、これはもう、羨ましい限りである。
思い起こせば月食なら何度も見たことがあって、和歌ログでも 2度ほど写真入りで歌を詠んだ(参照 1、参照 2)。そしていつのことだか忘れてしまったが、見事な皆既月食の瞬間も見たこともある。
ただ、日食だけはあまり縁がない。まあ、月食に比べれば絶対的に回数が少ないのだから仕方がないのだが、小学生の頃にちょっとだけ欠けた日食を、プラスチックの下敷きを通して見た覚えがあるのみだ。この時は肉眼では眩しすぎてさっぱりわからず、全然感動しなかった。
今回の日食は、関東地方から見るのは無理とわかっていた。とはいえ、もしかしたら雲の隙間からチラッとだけでも垣間見ることができるかもしれないと期待していたが、全然無理だった。残炎。
ネットで調べたところ、次の日食で見ものになりそうなのは、2035年 9月 2日で、茨城県からも金環食が見られるという。ただ、その頃私は 83歳になってるじゃないか。
それまで生きている可能性は「充分あり」で、もしボケもせずに生き延びて金環食を拝めたら、大喜びでこのブログに書くことを今から約束しておこう。ただ大雨で見られなかったりしたら、世をはかなんでその日のうちにポックリ逝ってしまうかもしれないぞ。
【6月 22日 追記】
らむね さんのコメントのおかげで、2012年 5月 21日の朝に、出張先の甲府のホテルの窓から金環食を見たことを思い出した。ただ、この日の甲府は空のコンディション的にあまりドラマティックな見え方ではなく、鮮明な記憶として残らなかったようだ。
参照
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2012/05/post-e3e6.html
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/wakalog/2012/05/en-31a2-1.html
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コメント
10年ほど前に、関東でも皆既日食になったときがあったような・・・
たしか曇りで、半ばあきらめつつも空とにらめっこしていたら、一瞬薄くなった時にリングが見えたのを覚えています。
投稿: らむね | 2020年6月21日 23:43
らむね さん:
あ、本当だ!
調べてみたら、2012年 5月 21日の朝に、出張先の甲府のホテルから目撃していたのでした。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2012/05/post-e3e6.html
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/wakalog/2012/05/en-31a2-1.html
ただ、この時の私の意識としては、前日の 20日の仕事が屋外での撮影を伴うものだっただけに、そっちの方に意識が集中していたようです。
そして、20日は晴れ男ぶりを発揮してきちんと晴れただけに、それで安心というか、満足してしまって、翌朝の日食は単なる「おまけ」程度にしか思っていなかったみたいな気がします。
それに私の 2つのブログの書き方では、この日の甲府では日食は見えたものの、あまり感動的な見え方ではなくて、道行く人も空の様子にはまったく注目しておらず、呆気ない日食ショーでしたったようです。
東京でではもっとドラマチックに見えたようでしたが。
それで印象に残らなかったんでしょうね。写真にも取り損ねてますし。
投稿: tak | 2020年6月22日 06:04