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2020年6月10日

太田光(いや、ドド君か)は、どうやら弥生人ぽい

TBS ラジオの日曜お昼の番組『爆笑問題の日曜サンデー』、15時台の『あなたとやりとり ドミンゴドミンゴ』のコーナーで、太田光扮する(と思われる)「ドド君」が、毎週都々逸を披露している。

200610

都々逸というのは「七・七・七・五」の音韻律によって三味線に合わせて歌われるもので、「三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい」とか、「惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里」とかいう、アレである。そしてドド君の都々逸、こう言っちゃナンだが、滅茶苦茶ヘタくそなのだよね。

ドド君の都々逸を効くと、私はついワセダで伝統演劇を専攻していた頃の、武智鉄二氏の講義(時期は 1970年代半ばだったと思う)を思い出す。武智鉄二氏といえば、1980年代の『白日夢』の映画化で話題になったが、本来は演劇評論で名をなした人だ。

武智氏の講義については、2017年 5月 10日付の「三味線やギターを手にすると、縄文人の血が騒ぐ」という記事で書いているので、よろしければ参照していただきたい。彼の講義で今でも印象に残っているのは、「三味線の盛んな土地の人は歌がうまい」という話である。

三味線は沖縄に「サンシン」として上陸し、そこから「三味線」として日本中に広まった。上方や江戸で盛んになったのは当然だが、博多から北陸、津軽にかけての土地で、どういうわけか妙に盛んになっている。そう言われれば、すぐに「越後瞽女」や「津軽三味線」が思い浮かぶだろう。

武智氏によれば、これらの土地に住んでいるのは「縄文人」の血を色濃く引く末裔で、一方、山陽から上方、東海、関東にかけての人たちは、「弥生人」の血を引く系統だという。そして武智氏は、縄文人系は概して三味線との相性がよくて歌が上手いが、弥生人系は、歌が得意じゃないという。

縄文人系は三味線を抵抗なく受け入れ、メロディに強いが、対照的に弥生人系はメロディに弱い。縄文人は三味線を駆使した津軽民謡などの自由自在な歌を苦もなくこなすが、一方の弥生人はそうはいかないので、「謡曲」(あの「能」の音楽ね)みたいに、メロディのない一本調子の曲をもっぱらとした。

ちなみに「都々逸」というのは、三味線に合わせて歌われるもので、結構メロディが重視される。で、太田光は都々逸特有のメロディをこなすのが、悲しくなるほどに下手っぴいなのである。というわけで、太田光の出身地を調べてみると、埼玉県上福岡市だというではないか(参照)。

ここで「ははあ、なるほど!」と合点がいった。太田光は、どうやら弥生人の血を色濃く引いているようなのだ。それで、いつまで経っても都々逸をこなせないのだね。多分、謡曲ならなんとかイケると思うのだが。

あ、いや、弥生人ぽいのは、あくまでも「ドド君」だったね。失礼。

【6月 11日 追記】

武智氏の「弥生人/縄文人」に関する説は、彼の『古代出雲帝国の謎』といいう書に詳しく書かれている。

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