鳥の鳴き声のオノマトペ
この季節、我が家の裏手を流れる川の両岸は緑濃き草木に覆われる。そして昨日の和歌ログに書いたように、家の窓から川を泳ぐ鴨たちの姿が見えたりして(参照)、都会に住む人間からは別世界に思われるような様相を呈している。
川岸は葦の葉が盛大に生い茂っているだけに、早朝からヨシキリの鳴き声が響く。いや、ヨシキリというのは下手すると夜中にも鳴くことがある。その鳴き声は、3年前に「ヨシキリの鳴き声 2」という記事でも紹介したが、下の動画で聞かれるように、とにかく賑やかな鳥だ。
ヨシキリは「行々子」と書くぐらいだから、その鳴き声は「ギョーギョーシー」と聞こえる。もっとも、私も以前は即物的に「とんでもない、ヨシキリは『ギャーギャー、キリキリキリ・・・』としか鳴いてないよ」と思っていたが、ある時突然「ギョーギョーシー」と聞こえて以来、そうとしか聞こえなくなった。
これについては 9年前の「ホトトギスの鳴き声」という記事で触れている。もっともこの記事はタイトルがタイトルだけに、ホトトギスの鳴き声が「テッペンカケタカ」と聞こえることについてもかなり力を入れて書いている。
で、話はようやく上の「鳴き声ノート」という画像に関連した話に辿り着く。ショビ書房というブログに "野鳥の会「鳴き声ノート」でオノマトペ感覚を養う" という記事があり、それはそれはユニークなオノマトペが紹介されている。
例えば、ウグイスはフツーは「ホーホケキョ」と鳴くということになっているが、このショビ書房さんには「トーーペキョッ チトトチトトト キッテョッキッチテョッキッ」と聞こえるという。なるほど、そう言われてみればそう聞こえないこともない。
惜しむらくは、この記事にはヨシキリの鳴き声がどう聞こえるかは書かれていない。というわけで私が改めて聞いてみると、「ジョシカイ ジャンジャン、キリキリキリ・・・」なんて聞こえて、笑ってしまった。
これ、最近仕事上で関わっている LINE グループが気にかかっていることの反映かもしれない。とにかくこのグループ、女子会度が異常に高まってトークに加わりづらくなっちゃってるのである。
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コメント
takあにぃもヨシキリさんが嫌いではないようですね。私も夏といったらすぐ「広々とした草原で、入道雲に届けとばかりに高らかにさえずるヨシキリの声」が浮かぶぐらい好きです。今年も会えるといいな。
投稿: 辺境の黒兎男爵 | 2020年6月16日 09:05
辺境の黒兎男爵 さん:
とにかくヨシキリは賑やかですね。
そして鳥の声というのは、いくら賑やかでもうるさく感じないというのがいいです。
ついでに、ウシガエルのはらわたに響くような鳴き声も夜通し響いてますが、何のことなく眠れます (^o^)
投稿: tak | 2020年6月16日 13:00