ウナギを食うことについて
Gyoppy というサイトに ”ウナギを食べ過ぎると絶滅するらしいけど、結局食べていいの? 専門家に聞く4つの質問” という 7月 20日付の記事がある。今年は 8月 2日の日曜日が土用丑の日なので、それにちなんだものなのだろう。
この記事の「4つの質問」と、それに対する回答は、ざっと次の通りだ。(より詳しくは、元記事に飛んで読んでいただきたい)
【質問 1】実際のところ、ウナギは食べていいの?
回答: 個人の倫理観にしたがって決定するものです。しかし、その決定を行う際に基礎となる知識が必要だと思います。
【質問 2】食べられているウナギの半分以上は違法なウナギ」ってホント?
回答:本当です。その年によりますが、国内で養殖されているニホンウナギのうち、半分から7割程度のウナギが、不適切に漁獲・流通したシラスウナギから育てられています。
養殖のためのシラスウナギ捕獲には、都道府県知事の特別採捕許可を受ける必要があります。しかし現状では、無許可で行う密漁、許可を受けた漁業者の過少報告(無報告漁獲)などの違法行為により、半数程度が不適切に流通しています。さらに、国外で漁獲されたシラスウナギが輸入される際も、原産国から密輸されている可能性が高いと考えられています。
【質問 3】今後、消費者がウナギに関してできることは?
回答: 個人の力は大きくはありませんが、たくさんの声が集まれば、産業界や政治に対して影響を与えることができます。現状では、消費を削減するべきです。
もうひとつ、消費者にできることがあるとするなら、基礎的な知識を学ぶことがあります。
【質問 4】ウナギをいつまでも食べることができる状態とは?
回答:人間が悪影響を与えているからウナギが減っているのなら、その悪影響をなるべく減らしてあげることが、まずは必要です。
これからの時代に合わせた新しい共存の形をつくることが大切です。
早く言えば、ウナギの消費を減らすことが求められるというわけだ。
ちなみに私も、この時期にうなぎに関する記事を何本か書いている。こんな具合だ。
「ウナギとマグロは食わないことにする」 ということについて (2013/08/03)
土用丑の日に休業する鰻屋さんの志 (2017/07/24)
うなぎを「大事にいただきましょう」という環境省の tweet (2019/07/23)
2013年 8月 13日付の記事で明らかにしているように、私はこの頃から「ウナギとマグロは食わない」と決めている。というわけで個人的な見解としては「結局食べていいの?」なんて聞くまでもなく、「俺は食わないよ」と言うほかない。
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