相撲の世界の浮世離れ
近頃雑事に追われてほとんど意識していなかったのだが、「大相撲七月場所」というのが行われていて、明日が千秋楽なんだそうだ。例年なら七月は「名古屋場所」ということになるのだが、今年は両国国技館での開催ということになっているらしい。
「大相撲名古屋場所」というサイトに行ってみると、ページトップに「大相撲名古屋場所は、大人数による東京から名古屋への移動・長期滞在を避けるため、東京(両国国技館)での無観客開催を目指すことになりました。事態が収束し、来年には多くの皆様に名古屋場所をご覧いただけることを願っています」とある。
「えっ? 無観客じゃないだろうよ」と思って調べてみると、実際には「大相撲 7月場所、観客入れ開催 上限 2500、升席は 1人」ということで行われているらしい。どうやら相撲の世界のウェブの扱いはまだこなれていないようだが、それでかえってしっくりきたりしてしまうのがおもしろい。
ただ、実際にはこのページの URL を見ると "chunichi.co.jp" とあり、相撲協会ではなく中日新聞の管轄するサイトのようで、どうやら新聞社でも相撲の世界にどっぷり浸ると、こんな感じらしい。それでますますしっくりきてしまう。
ところで、今朝の NHK ラジオを聞いていたところ、女性アナウンサーが大相撲の話題に触れて、「〇〇(この部分、何と言ってたか忘れた)は、『うわずえ』の問題もありますしね」なんて言っていた。一瞬、「うわずえって何だ?」と思ったが、すぐに「上背(うわぜい)」のつもりだろうと納得した。
「上背」なんて、今どきは相撲の世界でしか使われない符丁みたいなものなので言い慣れないのか、つい「うわずえ」に聞こえてしまう発音になってしまったようだ。これは今朝の女性アナウンサーに限らないらしく、「うわぜい うわずえ」でググると、結構な数のページがヒットする。
さらに聞いていると、「4人用の『末席』に 1人だけですしね」なんて言っていたが、これも「枡席」と言ったつもりなのだろう。まあ、これはビミョーな発音だから仕方がないか。
というわけで、相撲の世界というのはなかなか浮世離れしたままであるらしいと確認できた次第である。
最後に一言書かせていただくが、国技館の 4人用枡席というのは、図体の大きな私にはどうにもこうにも狭すぎて閉口してしまう。あれは身長 160センチぐらいの人のためのデザインとしか思われない。あそこに 1人で座ったら、さぞかし楽だろうと思う。
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コメント
同感です。
広々脚を投げ出しての観戦がうらやましく思いましたが、館内飲酒禁止だったそうで、飲み観戦者にはちょっとなぁ…。
でした。
投稿: 乙痴庵 | 2020年8月 3日 12:39
乙痴庵 さん:
なるほど、ちょっと勝手が違いますね (^o^)
投稿: tak | 2020年8月 3日 19:17