夜に食べるのはダイエットによくないらしい
Gigazine が "ダイエットには「食べるタイミング」が重要との指摘、いつカロリーをとるのがベストなのか?" という記事を載せている。結論から言うと、朝に食べる分には OK だが、夜にカロリーを摂ると太るのだそうだ。
ダイエットに大きな影響をもたらす要素の一つに「概日リズム」(読みは「がいじつ-」、英語では circadian rhythm)というものがあるらしい。これは「体内時計」とも言われているやつだが、「睡眠や覚醒だけでなく消化や代謝、食欲の調節といった体の機能にも関係」しているというのである。
この研究を行ったスコットランド、アバディーン大学のアレックス・ジョンストーン氏とレオニー・ラディック=コリンズ氏は、次のように語っている。
概日リズムの乱れや夜間の食事がもたらすホルモンの変化は、エネルギーレベルを低下させつつ食欲を増進させるため、摂取カロリーの増加とエネルギー消費の減少を招き、体重の増加を引き起こすおそれがあります。
要するに夜に腹一杯食うことが習慣化されると、多く摂取されてしまったカロリーが消費されにくいのだそうだ。なるほど、それじゃ太るよね。
逆にカロリー摂取を朝型にすると減量につながるというのだから、注目である。「1日の合計摂取カロリーが同じ 1400kcal でも、夜に 700kcal 摂取したグループより、朝に 700kcal 摂取したグループの方が、明らかに多く体重や胴囲が減少した」という報告があるという。
要するに早起きしてちゃんと朝食を食べ、晩飯は軽めにしてさっさと寝るというのが、健康的でダイエットにもいいようなのである。ただやっぱり、「ご馳走は夜にしっかり食う方が満足感があるよね」というのが悩みどころだ。
厄介な問題である。
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