スパム・メールの波が来ているようだ
先週辺りから、私の 2015年 2月 28日の "「同窓会のお知らせ」というスパムメール” という記事へのアクセスが妙に多い。ついググってヒットした私の記事を読みたくなるほど、近頃はこの種のスパム・メールが多いようなのである。
「同窓会のお知らせ」というのは、古典的なスパム・パターンで、同窓会というものと無関係の人はほとんどいないだろうから、そんなタイトルのメールが届いたらつい開けてみる。すると、なにやらもっともらしいことが書いてあるので、純朴で人付き合いのいい人ほど反応したくなってしまう。
しかし考えてみれば、大抵の同窓会には例えば「青葉会」とか「清流会」とか、あるいは 「〇〇高校**年度卒業生の集い」とか、それぞれ固有名詞が付いている。この固有名詞が出てこないで単なる「同窓会」になってしまっている時点で、「これ、アヤシ過ぎ!」と気付かなければならない。
それから最近増えているのが、Facebook の付属メッセージ・アプリである Messenger を利用したスパムである。上の画像のような、YouTube を装ったような画像に、「このビデオはいつでしたか?」とかいうコメントが付いている。しかもその下にあるのは ”video" ならぬ "vimeo" なんて文字だ。
私の所にも、これが 2回届いている。あまりにもアヤシいので放ってあるが、届いてしばらくすると、当人から「済みません、ウィルス・メールを転送してしまいました。開かないでください」なんてメールが届く。当人は既に Facebook のアカウントが乗っ取られてしまったという。
間違ってこれを開いてしまったら、アカウントが乗っ取られないうちに ID とパスワードを変更すればいいらしいのだが、何しろこんなのを何の疑いもなく開いてしまうような人だから、そんな対処はあまり期待できない。そんなわけで、「このビデオはいつでしたか?」は結構な広がりをみせているようだ。
スパムの増減というのは波があるようで、流行り出すとどんどん増える。そして廃れている時期も結構あるのでその間に警戒心が薄れ、次の波が来たときに感染してしまいがちだ。常に「これ、アヤシすぎ!」と直観できる感性を研ぎ澄ましておかないと、周囲に迷惑を広げてしまうことになる。
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