仙台の七夕祭りも中止だそうで
今日は月遅れの七夕。例年は東北三大祭りの一つとして、仙台の街は大賑わいになるのだが、今年は例のコロナ騒動で中止となっているのだそうだ。仙台は私の妻の生まれた街だが、こういうことなら、まあ、仕方がない。
とはいえ、「気は心」ということか、町の中心部には吹き流しだけが登場しているという。やっぱり何もないと寂しすぎるということなのだろうね。
この「七夕の季節感」ということについては既に何度も書いていて、今年も先月 6日に ”「明日は七夕」というのだが” という記事を書いている。ざっと言ってしまえば、本来の七夕は俳句でも秋の季語とされていることからも分かるように、新暦の 7月 7日なんていう梅雨も開けないうちからやるものではないのだ。
さらに言えば月遅れでも大抵は早すぎるぐらいのもので、本来の旧暦 7月 7日は、今年の場合は 8月 25日になるのだよね。この頃になれば日没も少しは早くなって、涼しい夕暮れときれいな天の川が見られるというわけだ。
というわけで、今年の七夕は、8月 25日の夜にひっそりと個人的に夜空を見上げて楽しみたいと思っている。
| 固定リンク
「比較文化・フォークロア」カテゴリの記事
- キムチを巡る中韓対立(2021.01.20)
- 神道式の結婚式の歴史は案外新しい(2020.12.04)
- "Under the Spreading Chestnut Tree" の手振り(2020.11.14)
- 『大きな栗の木の下で』の謎が、かなり解けてきた(2020.11.13)
- 童謡『大きな栗の木の下で』の謎(2020.11.12)
コメント