太陽光発電を始めていて、本当によかった
先週末から 4日間ほど、少しは涼しい風が吹いて、暑苦しさから解放されている。先月から今月の第 2週までは「さすがにエアコンなしでは耐えきれない。(中略)素直にエアコンを使いまくった」と 9月 8日の「少々夏バテ気味だ」という記事に書いているように、とんでもない暑さだった。
8月の電気代が気になって、我が家の屋根に載っかっている太陽光発電装置のモニターをのぞいてみた。上の画像が 8月 1ヶ月間の推移だが、オレンジ色の部分が太陽光発電量が消費量を上回っていることを示し、水色の部分が消費量の方が多いことを示している。
8月上旬はまだ発電量が消費量を上回っていた(つまり「黒字」)が、中旬以後は 発電量以上に消費した日が多く、「赤字基調」だったことがわかる。24〜26日の 3日間の「黒字」は少しだけ暑さが和らいで、エアコンもあまり使わずに済んだことを物語る。数字は正直だ。
6月から 8月までの月別数値データは下の表の通りで、8月の電気消費量はエアコン使用が響いて 6月の 2倍近くになっている。ただ、7月は長梅雨でどうしようもなかったものの、8月は天気がよかっただけに屋根の上の発電パネルがフルに働いて、6月の 1.3倍、7月の 1.8倍ぐらい発電してくれた。
6月 | 7月 | 8月 | |
発電量 | 283.3 | 206.2 | 377.4 |
消費量 | 198.0 | 214.8 | 381.8 |
売電量 | 193.4 | 111.0 | 172.6 |
買電量 | 107.9 | 120.0 | 177.2 |
単位: kW
おかげで 8月に東京電力から購入した電気(買電量)は 177.2kw で、実際に消費した 381.8kw の半分以下で済んでいる。そして買電量にほんの少々足りない 172.6kw を東京電力に売ったことになっているが、売電の単価は買電より安いので、金額的には支払額の方ががずっと多い。
というわけで金銭的には少々割に合わないことになるが、私としては屋根に太陽光発電パネルを載っけておいてよかったと、しみじみ思っている。太陽光発電を開始したのは「太陽光発電、我が家でもようやく開始」という記事を書いた 2015年 4月のことで、ということは、今年で 5年経ったわけだ。
この自家発電がなかったら、消費する電気はまるまる東京電力から買わなければならない。ということは、少なからず原発に依存し、火力発電分では CO2 をまき散らすことになる。太陽光発電のおかげで、微力ながらこうした要素が押さえられているわけだ。
エアコン使用の言い訳材料があるというのは、まことにありがたい。
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