ハロウィーンのゴタゴタ
明日は COVID-19 の影響でリアルの街には繰り出しにくいが、それならバーチャルの街で楽しもうという動きになっているらしい。ハロウィーンもついにここまで日本に定着してしまったようだ。
HUFFPOST は "コロナ禍での渋谷ハロウィン、どうなる? 飲酒禁止の規制も、区は「一定以上来る人いる」と警戒" と伝えている。渋谷区は今日(10月 30日)から 11月 1日まで、一定エリア内での一部時間帯で飲酒を禁止することにしているようだ。
それでなくても最近の渋谷は路上での飲食が増えているというのだが、明後日まではそれも規制される。そうなると道玄坂辺りに繰り出しても楽しみがなくなるので、バーチャルで楽しもうというわけだ。ただ、オープニング・イベントはアクセスが集中しすぎて延期になったらしい(参照)。
思えばこのブログでまともにハロウィーンを採り上げたのは 2007年 10月 29日の「ハロウィーンの換骨奪胎」という記事だった。この記事の書き出しが「日本でもハロウィーンが、だんだん浸透し始めているらしい」だったのだから、13年経って、遂にここまで日本に根付いてしまったということだ。
とはいえ、「完全に定着し切ったわけでもなさそうだ」と言いたくなってしまうのは、「ハロウィーン」の表記と言い方がまだ固定されていないからだ。これは 2014年 10月 31日の「ハロウィーンが、どうやら日本に定着してしまったらしい」という記事でも触れていることだ。
Halloween というイベントは、日本語では「ハロウィーン」「ハロウィン」「ハローウィン」の 3種類の表記があり、まだしっかりとは統一されていない。「ハロウィーン」が元々の英語の発音に最も近いのだが、ネットの世界では「ハロウィン」が圧倒的だ。
「ハロウィーン」でググっても、検索結果の上位は、下の画像のようにずらりと「ハロウィン」である。またテレビやラジオでは「ウィンさん、こんにちは(ハローウィン)」が今でも幅をきかせている。
英文表記に至っては、2015年 10月 12日の「日本語ウェブページの 5件に 1件以上が "Hallo Ween" と誤記」という記事で、こんな写真も載せているし。
ゴタゴタするのは、さすがにイベントの元々の性格からして仕方のないことなのかも知れない。
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コメント
訳語でさえ「万聖節」「諸聖人の日」それぞれ前夜の2パターンがあるくらいだからさもありなんでしょうね。
投稿: 柘榴 | 2020年10月31日 09:34
柘榴 さん:
そもそもの発祥からして、ゴタゴタ感は伴うものなんですよね ^^;)
投稿: tak | 2020年10月31日 15:46
写真の英語表記は、実は間違ってないです。
Syllable はhallo とween になるので、2行に分けるとなると、これで良いんです ^_^
投稿: きっしー | 2020年10月31日 16:48
きっしー さん:
うぅむ、まあ、シラブルの分け方はちゃんとしてますが、それにしても、なんでわざわざ 2行に分けるのか、そして、2行目が大文字で始まってるし・・・というわけで、モヤモヤです ^^;)
投稿: tak | 2020年10月31日 17:13
昨日、久方ぶりに晩めしをお外でいただきましたが、お顔にペイントをされたお嬢さんの多かったこと!
5歳くらいのおぢょうちゃんや小娘さん、大学生っくらいのピッチピチのお嬢さんまで、まぁ楽しそうで。
良い目の保養でございました。
投稿: 乙痴庵 | 2020年11月 1日 11:30
乙痴庵 さん:
なんだか、渋谷辺りではあまり盛り上がってないという話でしたが、日本も思いのほか広いんですね (^o^)
投稿: tak | 2020年11月 1日 15:10