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2020年10月14日

セイタカアワダチソウを圧倒するクズの葉

セイタカアワダチソウが、クズに負け始めているらしい」という記事を書いたのは、昨年の今頃である。そして今年、セイタカアワダチソウはますます少なくなり、クズがどんどん増えている。

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上の写真は、我が家の裏手を流れる川の岸の姿。クズの葉が山のように盛り上がっている。その下からセイタカアワダチソウがチョボチョボ顔を見せているので、このクズの山はセイタカアワダチソウを覆ってしまっているのだとわかる。

思い起こしてみれば、10年ぐらい前は日本中どこに行ってもセイタカアワダチソウの天下だった。下の写真は、2010年 10月 15日付の「和歌ログ」に載せたものである(参照)。常磐線取手駅のすぐ近くのちょっとした空き地が、こんな惨状だったのだ。

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たった 10年で日本の秋の景色が変わってしまった。まさに「奢れる者は久しからず」である。今度はこのクズの天下がいつまで続くものか、気になってきた。

「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」というのは、『芦屋道満大内鑑』という浄瑠璃で有名な和歌だが、私は歌舞伎で一度観たきりである。歌右衛門(六代目)の名演技が忘れられないが、21世紀の世の中でこんなに凄まじくはびこるとは、安倍晴明も想像しなかっただろう。

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