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2020年12月21日

「コーヒー、紙コップ、マイクロプラスチック」の三題噺

紙コップでコーヒーを 1杯飲むと 2万5000個のマイクロプラスチックを摂取することになる」という Gigazine の記事を読んで、ひるんでしまった。あれってやっぱり、プラスチック・コーティングを施していたのか。

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スタバでコーヒーを注文すると、「マグカップにしますか? 紙コップにしますか?」なんて聞かれることがあるが、私はいつも当然の如く「マグカップで」と答える。マグカップの方がずっとおいしいく飲めるのに、よりによって紙コップなんて選択肢を提供するのは、一体何の酔狂なんだ?

私が最近家で使っているのはガラス製だが、スタバのマグカップは陶器製である。この 2つの材質は、飲み比べてもおいしさはそれほど変わらない。しかし紙コップで熱い飲み物を飲むと、立ちのぼる紙臭さが気になってしまう。これは、自称「コーヒーブロガー」のヒロさんも同意見のようだ(参照)。

それに使い捨ての紙コップなんて使ったら、資源の無駄遣いになるから夢見が悪い。同じコーヒーを飲むなら、おいしく、そして気分よく飲みたいと思うのが当然というものだろう。

さらに今回の Gigazine の記事でこんなことを知ってしまったのが、ダメ押しになった。要するにマグカップの方が、おいしく、そして気分よく、さらにからだにも優しくコーヒーが飲めるということだ。

コーヒーの中にマイクロプラスチックが溶け込むというのは、とくに熱い飲み物で顕著なことらしい。今回の実験を行ったインド工科大学カラブクル校の Sudha Goel 准教授によると、次のようなメカニズムだという。

「コーヒーやお茶を飲むのにかかる 15分間でカップのプラスチック層が劣化し、2万5000個のミクロンサイズの粒子となって飲料中に放出されます。つまり、紙コップ入りの温かい飲み物を毎日 3杯飲む人は、肉眼では見えないマイクロプラスチックの粒子を 1日に 7万5000個摂取することになります」

私は紙コップなんてほとんど使わないし、たまに使うにしても「冷たい飲み物専用」という認識だった。内心では「これって、時代遅れ扱いされちゃうかなあ」なんて思っていたが、この事実を知ったからには、今後は自信をもって「熱い飲み物に紙コップは合わない」と主張しようと思う。

 

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

私はコーヒー党ですが、週に一度くらいは紅茶を飲みます。その Gigazine の記事の下の方に・・・

「プラスチック製ティーバッグが100億個以上のプラスチック粒子をカップに放出していると判明」
https://gigazine.net/news/20190927-plastic-teabags-release-billions-microparticles/

紅茶1杯で、紙コップ40万杯分ですか・・・
マイクロプラスチック問題は、「どのくらい怖がればいいのかわからない」のが困りますねえ。

投稿: らむね | 2020年12月22日 03:19

らむね さん:

ひえ〜!

私は紅茶は飲みませんが、ほうじ茶のティーバッグを使うことがあります。

これからは、直接茶葉を使おう。

投稿: tak | 2020年12月22日 07:24

私はこういう記事にはどっちかというと懐疑的です。
紙カップメーカーによると、20μmのポリエチレンを紙に貼り付けて防水性を確保しているそうで、ポリエチレンの耐熱温度は120℃。100℃のお湯を入れても問題ないとのこと(メーカーの言い分)

しかしメーカー(生産国の規制により品質にはかなりのばらつきがあるそうです)によって品質はバラバラだそうです。

実験者は「市販の紙カップ五個」を購入して実験に使用した
としています。どのメーカーのどの型番の紙カップを使用したのか書くべきです。

紙カップに何度℃のお湯を注いだのかその辺りの記述もありません。
重要なことが記事には書かれていません。

私の考えでは100℃のコーヒーを紙カップに注ぐとは到底考えられません。多分70℃以下でしょう。

各国の各メーカーの紙カップを100種類くらい集めて70℃のお湯を注いで10分後に実験データを取った結果なら実験データとして注目をする価値はあるでしょう。

しかしギガジンの記事では街中から5種類の紙カップを購入して実験に使用したことしか書かれていません。その他の実験の条件も記載されてません。

だから私はこういう記事には懐疑的なのです。

投稿: ハマッコー | 2020年12月22日 10:29

あっ、「研究チームが紙コップに85~90度の熱湯を100ミリリットル注ぎ、15分間放置して」とありますね。その部分のデータは書かれてますね。

しかし15分放置してからコーヒー飲む人はほぼいませんね。
ですのでコーヒー一杯飲んだら二億五千万個のマイクロプラスチックを飲むということにはなりませんね。

投稿: ハマッコー | 2020年12月22日 10:47

ハマッコー さん:

なるほど、インドで市販されてる紙コップと日本製とでは違うかもしれませんね。

ただ、15分以上かけてチビチビ飲む人は結構いますので、そのあたりよろしく。

いずれにしても、私は熱い飲み物で紙コップというのはパスです (^o^)

投稿: tak | 2020年12月22日 13:34

十五分放置してから飲む人はいなくても、十五分かけて飲み終わる人は普通にいます。
また、溶け出る量に差はあれ摂取している事には変わりません。
気にするなら買うなよって話しですが、美味いと思うセブンイレブンのコーヒーを買わなくなって、この実験結果を知って残念に思います。

投稿: ach | 2021年6月20日 09:35

ach さん:

済みません。文脈的におっしゃりたいことがよくわかりません。

>溶け出る量に差はあれ摂取している事には変わりません。

ほんの少しであれ、摂取したくないということでしょうか?

>美味いと思うセブンイレブンのコーヒーを買わなくなって、この実験結果を知って残念に思います。

買わなくなってから(?)この実験結果を知って残念というのが、どういうことかわかりません。普通だったら、この結果を知って「買わないことにしたのは、間違いない選択だった」と思うところだと思いますが。

あるいは自分は買わなくなったけれども、おいしいコーヒーがこんなことであるなら残念ということでしょうか?

投稿: tak | 2021年6月20日 13:10

>美味いと思うセブンイレブンのコーヒーを買わなくなって(しまったのは)、この実験結果を知って(からのことなので、怖くてセブンイレブンのコーヒーが飲めなくなったことを)残念に思います。

ってことですかね。achさん、コンビニコーヒーはボトルやカップを持参すればいいと思います。

前回は書きませんでしたが、プラスティック製ティーバッグ1つで紙コップ40万個分ということは、1日コーヒー3杯を紙コップで飲んだとして年に1000個強、400年分にあたります。紙コップコーヒー400年分と紅茶1杯が同量ということになり、紅茶党の人はとっくにバタバタとプラスティック中毒(?)の被害を受けているはずですが聞いたことがありませんし、常飲しなくても訪問先などで一度でも飲んでいる人はそれだけで紙コップ400万個分ですが、それで健康被害になったりするものでしょうか。
ちょうど今日の記事が陰謀論のことですが、マイクロプラスティックの危険性についてはかなりそれに近い印象を持っています。

投稿: らむね | 2021年6月20日 19:21

らむね さん:

そのように読むと、なるほどという気がします。らむねさんは解読の名人ですね (^o^)

まあ、いずれにしても私は紙コップというものに単なる「好き嫌い」レベルでの抵抗があるので、あまり使いませんが ^^;)

投稿: tak | 2021年6月20日 20:38

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