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2020年12月18日

「選択的夫婦別姓」は、はっきり「賛成」と言っておく

世の中は「新型コロナウイルスによる感染症」と「選択的夫婦別姓」の問題でもちきりだ。後者の方に関しては近頃ちっとも書いていないので、また少しは書いておかなければならないだろうと思い始めたところである。

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「選択的夫婦別姓」に関して私が最初に触れたのは、10年ほど前の "「夫婦別姓」には消極的反対の私" (2010/9/15 付)という記事だった。強硬な保守派みたいに「絶対ダメ」と言っていたわけじゃなく、リンク先に飛んでみてもらえばわかるように、こんなふうにおずおずと反対していた。

個人的にはどうでもいいが、社会全体への影響という視点で、夫婦別姓によって生じたきしみの妙なとばっちりを浴びるのはまっぴらご免なので、「消極的反対」の立場を取っている。

10年以上前の世の中は今よりちょっとウェットなところがあったので、個人的にも家族問題の悩みでいろいろ相談されることがあった。そんな経験から、苗字の違いなんてことで悩んじゃう子どもの問題なんかに巻き込まれるのは嫌だなあと思っていたのである。これは当時の実感だった。

ところがこの頃から、世の中の空気が目に見えて変わってきた。この記事を書いてしばらく後に結構ドライな雰囲気になったのを感じたため、"夫婦別姓でもいいじゃないか" (2015年 12月 7日付)なんてことで、次のように述べている。

私はこの問題についてかなりグズグズな態度を取っていて、5年前には「消極的反対」という立場だったが、3年近く前に「消極的容認」ということにチェンジした。

こんなように結構日和見な態度を見せてきたわけなのだが、一貫した前提としては「夫婦別姓でも個人的には全然構わないんだけどね」というのがある。要するに根っこの部分は「同姓でも別姓でもどちらでも OK」ってことで、よく考えれば「選択的夫婦別姓」の主張と根本的には違わない。

で、さらにこの 5年間の間に「選択的夫婦別姓を望む人がこれだけ増えたのなら、きちんと法的に認めればいいじゃん」と思うようになった。「消極的容認」だったのが、「積極的賛成」に近くなってきている。

そんなわけで 2年前には "「夫婦別姓」は、保守派にもメリットがあるだろうに " という記事まで書いている。この記事は、保守派の言うように「親子で姓が違っていては、家族の一体感が損なわれる」という主張が、実はかなりテキトーなものであるというお話だ。

公的にきちんと認めてしまえば、それで悩む子供は逆に減るだろう。曖昧にしておこうとするから、よくないのだ。

というわけで「選択的夫婦別姓」の問題に関しては、「tak-shonai は、10年前はちょっとビビり気味だったけど、今は積極的賛成」と受け取っていただいて OK と、明確に表明しておく次第である。

ちなみにこの問題の関連で、安倍晋三という人の本音が「お妾さん積極肯定」で、「本妻ならつべこべ言わずに、夫の姓を名乗れることを幸せに思え」ぐらいの意識なのだろうということが、昨年夏の段階ではっきりわかった。問題はこんなような発言である。

安倍首相が参院選の応援演説で「お父さんも恋人を誘って...... お母さんも昔の恋人を探し出して、投票箱に足を運んでいただくよう......」と発言した

これについては ”お父さんの恋人は現在進行形、お母さんの恋人は過去形” (2019/7/18 付)という記事で書いているので、ぜひ読んでいただきたい。時の首相としての、この愚かしすぎる発言には、1年以上経った今でも腹が立つ。欧米だったら辞任ものだ。

 

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コメント

私も賛成です。
反対派と何度かやりあったことがありますが、どうして彼らは「他人も自分と同じ価値観で無いとイカン」のですかねえ。理解できません。

ちなみに「選択的夫婦同姓」という言葉を提唱している人もいます。これ、面白いなと思いつつ、この程度の語感で反対派のボルテージが下がるなら、なんとも馬鹿々々しいことです。
https://yossense.com/same-family-name/

投稿: らむね | 2020年12月20日 16:46

らむね さん:

反対派は価値感が硬直していて、多様性を認めたがらないというのは確実に言えますね。

単なる言い換えで鬱憤が晴れる程度の話だとしたら、馬鹿馬鹿しすぎかも ^^;)

投稿: tak | 2020年12月20日 18:17

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