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2021年1月 9日

大腸がんの疑いが晴れて、無罪放免

これまで隠していたというわけではないが、敢えて触れていなかったことがある。それは昨年秋に 10数年ぶりで受けた健康診断で、「大腸がんの疑いがある」と言い渡されたことだ。わずかながら血便が認められたというのである。

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私としては健康にはかなりの自信をもっていて、「健康診断で『大腸がんの疑い』なんて言われても、ほとんどは単にたまたま肛門付近から出血があっただけということだから、大丈夫だよ」なんて言っていた。決して痔というわけじゃないのだけどね。

しかし鬱陶しいことに、妻も 3人の娘も「絶対に検査を受けて!」と言い張る。上のグラフは大鵬薬品のサイト(参照)からお借りしたのだが、確かに男子は 50歳を過ぎたあたりから大腸がんが急増するらしい。がんの中ではそれほど怖いものではないというが、家族の心配する気持ちもわからないじゃない。

それで仕方なく昨年のうちに検査の予約をし、昨日の午後に大腸内視鏡検査とやらを受けたのだった。この検査はやたらと面倒くさくて、前日はほんの少量のおかゆとゼリーしか口にできず、当日は朝から 1時間半かけて下剤を 1800㎖(つまり 1升)飲んで、腸の中を空っぽにして来いというのである。

そんなわけで、昨日は空腹と脱力感と腸のゴロゴロ感でヘロヘロになりながら病院に行き、内視鏡検査を受けたのだが、これがまた強烈に痛い。あまりの痛さに耐えきれず、途中から点滴に麻酔を少々混ぜてもらってちょっとだけウトウトし、やっと切り抜けた。

後から聞いたところでは、大抵の場合は始めから麻酔をして軽く眠らせるらしい。そういえば昨年末の事前説明で「麻酔はどうしましょうか? 使わない人もたまにいるんですが」と聞かれ、「そうですね、帰りのクルマの運転もあるし、シラフで・・・」なんて、軽い気持ちで返事した覚えがある。

とはいうものの。あんなに痛いんだったら最初からはっきりそう言ってもらいたかったなあ。これから大腸内視鏡検査を受ける人がいたら、迷うことなく麻酔をオススメしておく。

眠気から醒め、約 2時間後に出た検査結果は「異常なし」。ほぉら、だから言ってただろうが。やっと無実の罪が晴れて無罪放免になったような気分だった。

というわけで、「健康体」のお墨付きをいただくために余計な時間とお金をかけ、あまつさえやたら痛い思いまでしたわけだ。ただ多少の「おみやげ」みたいなものがなかったわけじゃない。昨年の段階で「ちょっと血圧が高めなので、注意してください」と言い渡されたのだ。

私は若い頃からずっと血圧は低めだった(この件のお話しは 2005年 6月 9日の記事 参照)が、最近は年のせいか高くなっていたみたいなのである。それで年末から塩気の強い食事を避けて頑張っている。

東北生まれの血筋で本来なら塩辛いものが好きなのだが、こればかりは仕方がない。それでまあ近頃は、数値がだんだん下がってきた。体というのは正直なものである。

そんなこんなで当人としては、昨年 12月 27日の記事で書いたように、あと 10年ぐらいピンピン健康で生きた後はコロリとあの世に行こうと思っているわけなので、なにぶん

Yoroshiku4

 

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